現代車総帥、19年ぶり労働組合に会う…鄭義宣会長「我々は家族、未来型自動車に向け一致協力」

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先月30日、現代車蔚山(ウルサン)工場の迎賓館で昼食会を終えた現代自動車経営陣と労働組合が記念撮影をしている。[写真 現代自動車]
先月30日、現代車蔚山(ウルサン)工場の迎賓館で昼食会を終えた現代自動車経営陣と労働組合が記念撮影をしている。[写真 現代自動車]

鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長が就任後初めて現代車労働組合の指導部と会い、生産性と品質の向上、雇用の安定などについて話し合った。父・鄭夢九(チョン・モング)名誉会長が2001年に蔚山(ウルサン)工場を訪問して労働組合と面談したが、公式的な対話をする前例がなかった点を考慮すると極めて異例だ。

現代車労使は3日、「先月30日、鄭会長と現代車経営陣がイ・サンス金属労働組合現代車支部長と昼食を一緒にしながら対話した」と明らかにした。今回の対話はイ支部長の公式提案で始まった。イ支部長は先月の鄭会長の就任直後、鄭会長-現代車代表(経営陣)-労働組合の3者対話を提案し、鄭会長側も前向きな立場を伝えた。ようやく実利主義性向の労働組合指導部が誕生し、2年連続で無争議賃金交渉妥結となっただけに、これに応じるのが共生の道と判断したという。

その後、対話の時期を調整し、先月30日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が出席した「親環境未来車蔚山工場現場訪問」で会い、自然に昼食会につながることになった。この席には李元熙(イ・ウォンヒ)社長、河彦泰(ハ・オンテ)社長ら経営陣が出席した。現代車関係者は「鄭会長とイ支部長は記念写真を撮影し、気兼ねなく対話し、自然に食事の席につながった」とし「(鄭会長は)同じ家族なのに格式や手続きを問いただす必要はないという反応だった」と伝えた。

1時間半ほど続いた昼食会は自由な雰囲気の中で進行した。この席で鄭会長は「労使関係の安定が会社の未来のために何よりも重要だ。電気自動車など新産業時代の激変を労使が共に解決しなければいけない」とし「変化をリードできるよう力を合わせよう」と述べた。また「組合員の雇用の不安が発生しないよう労使が共に努力する必要がある」とし「職員の満足が会社の発展と一致するよう共に方法を考えよう」と強調した。

イ支部長も「組合員は新会長に対する期待が大きい。雇用の不安が消えてこそ生産に専念し、品質の良い名車を作ることができる」と話した。品質問題と未来の競争力確保で一致協力しようという意見も交わした。イ支部長は「品質問題について労使は別々でない」とし「第4次産業とモビリティー事業に編成される新事業を蔚山に集中投資しなければいけない」と話した。鄭会長は未来型自動車への変革に参加してほしいと強調した。

今回の対話は、いわゆる「カーマゲドン(自動車と終末を意味するアーマゲドンの合成語)」時代に共に対応しなければ生き残るのが難しいという考えで労使が一致したという意味がある。新型コロナの影響で国内外の条件が悪化した中、労使双方が内部の葛藤より未来の生存に傍点を打ったということだ。

イ支部長はこの日、中央日報との電話で「対話を提案したが、会長が前向きに回答するという期待は大きくなかった。驚いた」とし「現代車労働組合33年史で画期的な事件」と語った。イ支部長は「退職者の増加で労使が方法を見つければ人為的なリストラなく未来型自動車への変革に対応できるはず」とし「内部の反発も少なくないが、うまく説得して未来の生存に対応していきたい」と話した。

韓国自動車研究院のイ・ハング研究委員は「鄭会長が労働組合の提案に応じただけに、労使が一致協力する基調は続くだろう」としながらも「内部の強硬派を説得し、過去とは違う透明な対話を続けることが重要だ」と指摘した。

実際、グループの総帥が労働組合指導部と対話するのは現代車グループだけでなく国内企業文化でも異例だ。こうした点で最近、第1・2世代の経営者が退いて世代交代が進んでいる財界にも新鮮な刺激になるという分析が出ている。5大グループのある副社長級は「父の世代が国と企業を成長させるという義務を負っていたとすれば、第3・4世代の総師は硬直した労使関係を改善して雇用の安定・同伴成長を実現しなければいけないという課題を抱えている」とし「鄭副会長の対応が一種のベンチマーキング対象になるだろう」と述べた。

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