韓経:「普通のマスクとは違う」…米国進出狙う韓国中小企業

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アートディレクターのハン・ジェンマ氏が29日、ファッションマスクデザインについて説明している。[写真 KOTRA]
アートディレクターのハン・ジェンマ氏が29日、ファッションマスクデザインについて説明している。[写真 KOTRA]

グリーンオーシャングローバルは7月に設立されたファッションマスクメーカーだ。キム・フンジェ代表はマスクを輸出するという野心あふれる計画を立てたが経験が全くない新生企業が直接広報とマーケティングを通じて海外販路を探すのは不可能だった。海外でも通じるデザインのアップグレード過程も必要だった。

この時、アートディレクターのハン・ジェンマ氏が救援投手に出た。ハン氏はベストセラー『絵を読んでくれる女』の作家であり美術専門MCとして有名だ。彼女は韓国のアーティストであるイ・ドンミン、ホン・ウォンピョ、アートノムをはじめとする有名作家をグリーンオーシャングローバルと直接結びつけた。有名作家が開発したデザインがハン氏の助言を経てマスクにあしらわれた。

ファッションマスク販売はKOTRAが先に立った。新型コロナウイルス流行により現地出張が不可能な状況でKOTRA北米地域本部職員が直接乗り出した。キム代表は「ハン氏とKOTRAの助けで海外市場開拓に自信を持てるようになった」と話した。

KOTRAが先月から始めた「デザインコラボファッションマスクプロジェクト」が中小企業と作家の新たな共生協力モデルとして注目されている。このプロジェクトは新型コロナウイルスの流行で必須生活用品になったマスクにデザインを加えて韓国中小企業の輸出販路開拓を助けようという趣旨で用意された。

29日にソウル・梨泰院(イテウォン)の工房で会ったハン氏は今回のプロジェクトを一言で「アートコラボ」と表現した。アートコラボはアートコラボレーションの略で、芸術とビジネスの結合を意味する。彼女は韓国国内でもアートコラボを広めた代表的な作家に挙げられる。彼女は2012年から5年間KOTRAでアートディレクターとして活動し、輸出中小企業数百社と作家の出逢いを仲立ちした。

通常アートコラボは大企業がブランド販売のため有名作家に依頼する作業という認識が強い。ハン氏は、アートコラボは大企業だけの専有物ではないと強調した。彼女は「相当数の中小企業は芸術という単語さえ出てくれば多額の費用がかかるものと思い拒否する」と残念がる。ハン氏は名画を代表事例として提示した。彼女は「中小企業はゴッホなど海外の有名作家の絵を活用する時に当然著作権料が高いだろうと察する。だが作家の死後70年を過ぎた作品は著作権料がない」と話した。今回のプロジェクトでもゴッホの「星月夜」、クリムトの「接吻」など海外有名作家の作品がファッションマスクに使われた。

ハン氏は企業や製品ごとによく似合う固有のデザインがあると話す。企業が開発した製品とアーティスト作品を「連結」することが彼女の主要任務だ。これに先立ち彼女はKOTRAに訪ねてきたあるエゴマ油販売会社にはミレーの「落ち穂拾い」をラベルにあしらうことを勧めた。欧州でおなじみのミレーの名画を通じこの企業は欧州市場で大成功を収めた。体形管理をする医療機器にはドミニク・アングルのビーナスの絵をあしらいバイヤーの注目をひきつけた。

ハン氏は「中小企業は芸術を結合した製品販売を通じて収益を得て広報効果を得られる」と強調した。その上で米国のポップアート先駆者であるアンディ・ウォーホルが残した「芸術はビジネスで、ビジネスは芸術」という一節を紹介した。アートコラボは作家のストーリーとイメージを製品に付け加えて消費者をひきつけるマーケティング方式だ。

彼女は企業とアーティストがアートコラボを通じて相互に「ウィンウィン」にするためには何よりコラボ能力が重要だと強調した。ハン氏は「企業とアーティストが互いのこだわりを引っ込めパートナーとして認めてこそコラボが可能だ」と付け加えた。

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