現代車初のMPV「スタリア」の外観 [写真 現代車]
現代自動車が18日、多目的車(MPV)「スタリア」の内装・外装を公開した。現代車の最初のMPVだ。25日から事前予約受付に入り、早ければ来月から販売を始める予定だ。
現代車関係者は「スタリア」について「現代車の未来モビリティーのデザインテーマ『インサイドアウト』が反映された車」と紹介した。インサイドアウトとは室内デザインの空間性と開放感を外装にまで拡張した概念をいう。
現代車のイ・サンヨプ専務(デザイン担当)は「インサイドアウトのテーマを適用したスタリアは新しいモビリティー」とし「多様なモデルとシート、高級モデルのスタリアラウンジなどで、家族だけでなくビジネス用などさまざまな要求を満たす」と明らかにした。3・5人乗りと7・9人乗り(高級型)で登場する。
スタリアの外観は「宇宙船を連想させる流麗なデザイン」を標ぼうする。また「室内は海を航海するクルーザーラウンジからインスピレーションを受け、高級感と余裕を感じさせる空間」と伝えた。
高級型スタリアラウンジ(7・9人乗り)にはラウンジ専用便宜仕様とアムビエントムードランプが採用されている。お尻をシートに密着させて脊椎のバランスを正すプレミアムリラクゼーションシート、2列目に180度回転するスウィブルリングシート(9人乗り専用)も搭載された。このため2列目と3列目に座る乗客が互いに向き合って対話できるだけでなく、シートを90度回転させてチャイルドシートを装着することもできる。
デザイン専門家も高く評価している。弘益大のク・サン教授(デザイン学)は「商用車という従来の乗合車の観念を破り、高品質空間中心の乗用車という強みを見せた」とし「空間中心の自動運転車のイメージも漂う」と述べた。
蔚山科学技術大(UNIST)のチョン・ヨンウ教授(デザイン学)は「現代車史上最も進歩したデザイン。現代車が未来のモビリティーをどれほど深く研究しているかを見せる秀作」とし「内装デザインも不必要な装飾を除いて、使用者中心の用途に合わせたスタイルを完成させた」と評価した。