ロシア、ウクライナ「侵攻」と発言の野党政治家を拘束


ロシア、ウクライナ「侵攻」と発言の野党政治家を拘束

ロシア当局に拘束され、裁判所に入るロイズマン氏(中央)=ロシア中部エカテリンブルクで2022年8月25日、ロイター

 拘束直前、ロイズマン氏は報道陣に対し、拘束は「ウクライナ『侵攻』との一言を発した」ことが理由と答えた。プーチン大統領は侵攻について「特別軍事作戦」との表現を使い、戦争や侵攻ではないと主張している。裁判所はロイズマン氏に対し、当面の集会参加禁止やインターネット使用禁止などを言い渡した。

 報道によると、当局はロイズマン氏の関係先の家宅捜索で、ウクライナ保安庁のスメシュコ元長官の名刺を押収したという。欧米メディアは、プーチン政権がロイズマン氏を「外国勢力に雇われたスパイ」と印象付ける狙いがあると報じている。

 ロイズマン氏はロシア第4の都市の中部エカテリンブルク市長などを務め、現在は国内にとどまる数少ない著名な野党政治家の1人。反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の支援活動でも知られる。【ロンドン篠田航一】



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