エアロ・インディア、HALが超音速練習機/軽戦闘機「HLFT-42」を発表

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インドのヒンドスタン航空機(HAL)は13日、イェラハンカ空軍基地で開幕したエアロ・インディアで超音速練習機/軽戦闘機「HLFT-42」を発表して注目を集めており、テジャスMK.1ベースのLCA-LIFT(Tejas Trainer)と競合する機体だ。

政府主導ではなく民間主導でHLFT-42を開発してインド空軍の需要や海外市場の攻略に乗り出すつもりなのだろう

インドは実用化に成功したテジャスMK.1ベースの練習機「Tejas Trainer」と、これに対地攻撃能力を追加した軽戦闘機「LCA-LIFT=Lead-in Fighter Trainer」を開発しており、後者のLCA-LIFTは海外市場を意識したものでオーストラリア空軍のHawk127後継機、エジプト空軍のK-8E後継機に提案したものの競合(前者はBAE提案のアップグレードを後者は韓国のT-50/FA-50を選択)に敗れており、HALは自社資金で開発した超音速練習機/軽戦闘機「HLFT-42」をエアロ・インディアで披露した。

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HLFT-42はテジャスと同じF404で作動し、高度な第4.5世代機や第5世代機に対応したパイロットを養成するためFBWによる飛行制御システム、AESAレーダー、電子妨害装置、IRSTなどを備えているのが特徴で、Hawk132と実戦部隊で運用している戦闘機の橋渡し的な存在になることを狙っており、米空軍がT-7Aと戦闘機の中間に「高度な戦術訓練機」を導入することを検討しているのと同じコンセプトだ。

ただ能力的にはLCA-LIFTと競合関係にあるためHLFT-42の位置づけがどのようなものになるのか不明だが、エアロ・インディアで展示されたモックアップは中距離空対空ミサイル(ASTRA)を10発と短距離空対空ミサイル(ASRAAM)を2発搭載しており、最大離陸重量や内部燃料容量など幾つかの点でHLFT-42はLCA-LIFTを上回っているのが興味深い。

エアロ・インディア、HALが超音速練習機/軽戦闘機「HLFT-42」を発表

出典:Hindustan Aeronautics Limited

因みにHALは現地メディアの取材に「HLFT-42の開発は2017年に開始され実機の完成は2024年頃になる」と明かしており、開発にかかる費用は基本的に自社費用で賄う予定だが「HAL以外の民間企業が本プログラムに参加してくれること機体している」と付け加えているため、政府主導ではなく民間主導でHLFT-42を開発してインド空軍の需要や海外市場の攻略に乗り出すつもりなのだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:Hindustan Aeronautics Limited

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