前広島県安芸高田市長で、7月の東京都知事選で次点だった石丸伸二氏(42)が17日、YouTube動画の生配信に出演し、斎藤元彦前兵庫県知事(47)がこの日、投開票された知事選で再選確実となったことを受けてコメントした。
【写真】姫路城のレゴブロックの前で…兜をかぶって笑顔の斎藤知事
開票スタートの午後8時と同時に、大阪市に本社を置く朝日放送、毎日放送がニュース速報で、斎藤氏の再選を伝えた。選挙戦の情勢では元尼崎市長の稲村和美氏(52)の優勢が伝えられていたが、SNSの盛り上がりを背景に斎藤氏が巻き返し、一騎打ちの大接戦と伝えられていた。
番組では、石丸氏が視聴者の質問に短く回答。「兵庫県知事選を見て既視感。都知事選の時は生身の生身の都民の応援は素晴らしかったと思う。けど、組織票があった」と、知事選にまつわるコメントも届いた。石丸氏がSNSを中心に支持を集めながら、現職の小池百合子氏の牙城を崩しきれなかったことに対する言及だった。
これに石丸氏は「そういうもんですよね。組織票ね」とポツリ。「でも今回、それとちょっと違う結果で出たという意味では、非常に面白い現象だったんじゃないでしょうか?」と分析した。
また「ちょっと違う民意が表れた気がしましたね」「新しい流れだと思いました」とも評した。