株主優待生活で一躍有名となり、“桐谷さん”の愛称で親しまれる投資家で棋士の桐谷広人氏(76)が、自身のX(旧Twitter)での投稿で波紋を広げています。10月13日に放送された人気番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)に出演した翌日、桐谷氏はXを更新し、「夜ふかしに出て、他のバラエティは出演禁止になりました(いろいろ出ると視聴率が落ちるとのことで)」と告白。これが番組側による“囲い込み”ではないかとされ、ネット上などで大きな反響を呼んでいます。
Xでの衝撃告白と世間の反響
桐谷広人氏のこの衝撃的なX投稿に対し、インターネット上では様々な意見が飛び交いました。一部からは「『夜ふかし』だけに出ていればいい」という肯定的な声が上がる一方で、「テレビ業界は古い体質のまま」「テレビ局はまだこのような強引なやり方を続けているのか」と、テレビ局の姿勢に対して厳しい批判の声も多数見られました。この桐谷氏の投稿は複数のニュースサイトでも取り上げられ、10月19日時点でXのインプレッション数は驚異の4181万回を記録。その注目度の高さは計り知れません。桐谷氏が初めて『月曜から夜ふかし』に出演したのは2013年。12年以上にわたり優待生活が世間の話題を集めていますが、バラエティ番組への出演が同番組のみという状況は、確かに異例と言えるでしょう。
月曜から夜ふかし以外でのバラエティ出演を禁止されたとXで明かした桐谷広人氏
桐谷氏が語る「夜ふかし」への本音と葛藤
この騒動を受け、FRIDAYデジタルは桐谷広人氏を直撃インタビューしました。「他のバラエティは出演禁止になった」というXでの告白について尋ねられると、桐谷氏は意外な本音を明かしました。彼は「不満があるから投稿したわけではないんですよ。Xで『なんで他の番組に出演されないんですか?』っていう質問が来たから、素直にその理由を言っただけなんです」と、あくまで質問への回答だったと説明。自身の告白がネットニュースになり、Xで4000万回以上もバズっていることについても、「そんなに話題になってるなんて、フライデーさんに聞かれるまで全然知らなかったんですよ」と、その影響力の大きさに驚きを隠せない様子でした。
他の番組に出られないことへの不満については、「出始めた頃は、他の番組にも出たいなと思いましたけど、『夜ふかし』のおかげで有名になり、講演会などもたくさん増えたんです。そういう意味では感謝しかないですね」と、『月曜から夜ふかし』への深い感謝の念を示しました。しかし、同時に「私を世に出してくれたのは、お笑い芸人のカンニング竹山さんなので、竹山さんから何度も出演のお誘いをいただいていたのですが、断らなくてはいけなかったことが、本当に申し訳ないです。それが気にかかっていますね」と、恩人であるカンニング竹山氏への申し訳ない気持ちを吐露しました。
最後に「ぶっちゃけ『夜ふかし』以外で出演したいバラエティ番組はありますか?」という問いに対しては、「これまで熱心に何度か声をかけてくださった『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)には出てみたいですね。実際に私も株で“しくじって”ますし、面白い話ができると思うんです」と、具体的な番組名を挙げました。ただ、現状として「おかげさまで今は講演会が毎日のように入っていて忙しいため、他の番組に出られないというのが、正直なところですね」と、多忙な日々を送っていることも理由の一つであることを付け加えました。
人気者ゆえの“囲い込み”の背景
番組内で「1400~1500銘柄」の株を保有し、総資産7億円と告白した桐谷氏。その独特なキャラクターと優待生活は多くの視聴者の心を掴み、『月曜から夜ふかし』にとって欠かせない人気コンテンツとなっています。今回の「出演禁止」騒動は、まさに桐谷氏が人気者であるがゆえに発生した、テレビ局の視聴率戦略が背景にあると言えるでしょう。特定のタレントや著名人を独占し、他局での露出を制限することは、テレビ業界において珍しいことではありませんが、SNSを通じて本人が直接その状況を明かしたことで、改めてその是非が問われる形となりました。
結論
桐谷広人氏の「『夜ふかし』以外のバラエティは出演禁止」というXでの告白は、彼自身の知名度と番組の影響力の大きさを改めて浮き彫りにしました。この一連の騒動は、単なる芸能ニュースに留まらず、テレビ業界の構造や人気者であるがゆえの葛藤、そしてSNSが情報拡散に果たす役割について深く考えさせられる出来事と言えるでしょう。桐谷氏の今後の活動にも、引き続き注目が集まります。
参考文献
- FRIDAYデジタル
- Yahoo!ニュース
- 桐谷広人氏 X(旧Twitter)投稿(2023年10月14日)