2024年11月、来年のカレンダーが店頭に並び始めました。阪神タイガースファンにとってはお馴染みの「阪神タイガースカレンダー2025」もその一つ。しかし、このカレンダーの裏側には、大山悠輔選手のFA宣言という大きなドラマが隠されていたのです。今回の記事では、大山選手の残留劇とカレンダー製作の舞台裏に迫ります。
FAとカレンダー製作のジレンマ
球団カレンダーの製作は、実は非常にタイトなスケジュールで行われています。11月のファン感謝デーに間に合わせるため、10月末から11月上旬には印刷を開始しなければなりません。しかし、この時期はまさにFA交渉の真っ只中。選手が来シーズンもチームに残るかどうか分からない状況で、カレンダーの製作を進めるのは至難の業なのです。
altカレンダー発売時の大山選手の去就は、ファンのみならず、球団関係者にとっても大きな関心事でした。
グッズ製作に携わる業界関係者A氏によると、「FA宣言した選手をカレンダーに載せるかどうかは、毎年頭を悩ませる問題」とのこと。載せれば残留を期待しているように見え、外せば移籍を促しているように捉えられてしまう可能性があります。特にエースや主軸選手の場合は、その扱いが非常にデリケートになります。
2023年のカレンダーには、シーズン開幕前にメジャーに移籍した藤浪晋太郎投手の写真が掲載されていました。これは、カレンダー製作の難しさを象徴する一例と言えるでしょう。
大山悠輔、2025年カレンダーでの扱い
では、今回FA宣言した大山選手は、2025年のカレンダーでどのように扱われているのでしょうか?
表紙には近本光司選手、佐藤輝明選手らと共に登場。1月には藤川球児新監督、3月には近本選手が単独で掲載されています。大山選手は4月のページに岩崎優投手と2人で登場しています。
alt2025年の阪神タイガースカレンダー。大山選手の扱いは、FA宣言という状況を鑑みると、慎重に決められたことが伺えます。
残留決定で安堵の声
大山選手の残留が決定したことで、カレンダー製作担当者は胸を撫で下ろしたことでしょう。もし移籍していたら、カレンダーの修正は避けられず、大きな損失につながっていた可能性があります。
スポーツジャーナリストB氏は、「今回の大山選手の残留は、球団にとって大きなプラス。カレンダーの件だけでなく、チームの戦力維持という点でも非常に重要」と語っています。
まとめ
大山選手のFA残留劇は、カレンダー製作という意外な側面からも注目を集めました。選手たちの動向が、グッズ製作にも大きな影響を与えることを改めて実感させられる出来事でした。
皆様もぜひ、お手元に「阪神タイガースカレンダー2025」を置いて、来シーズンの活躍を応援してみてはいかがでしょうか?