元力士・柳原大将さん、建設会社いじめ事件に「相撲界でも当たり前にあった」と衝撃告白

建設会社の社長らによる凄惨な職場いじめで男性が死亡した事件を受け、元力士の柳原大将さんが自身のX(旧Twitter)で、相撲界にも同様のいじめが存在したと衝撃的な告白をしました。この記事では、柳原さんの告発内容と、相撲界における「かわいがり」の実態について詳しく解説します。

建設会社いじめ事件の概要と柳原さんの告発

2024年12月11日、建設会社の社長ら4人が、50代男性社員を踏切自殺に見せかけて殺害した疑いで逮捕されました。報道によると、男性は日常的に社長らから暴行を受けており、肛門に棒を挿入されたり、熱湯をかけられたりするなどの凄惨な虐待を受けていたことが明らかになっています。

この事件を受け、柳原さんは自身のXで、「これ、相撲界でも当たり前にあった」と発言。自身の現役時代にも同様の「いじめ」を受けていたことを告白しました。

元力士・柳原大将さんの写真元力士・柳原大将さんの写真

相撲界における「かわいがり」の実態

柳原さんの告発によると、相撲界では「かわいがり」という名目で、以下のような行為が日常的に行われていたといいます。

  • 関取に肛門に綿棒を複数本挿入され、兄弟子に笑いながら動画撮影される。
  • 熱湯風呂に廻しをつけたまま投げ込まれ、上がろうとすると浴槽の外から蹴られる。
  • 駅のトイレで150キロを超える兄弟子力士に鉄金具付きの雪駄で殴打され、血まみれになる。

これらの行為は、明らかに人権侵害であり、許されるものではありません。柳原さんは、関取に寝ずにマッサージをさせられる中で「かわいがり」を受け、心臓手術を受けるほど深刻な状態になったと明かしています。

専門家の見解

スポーツ心理学の専門家である山田教授(仮名)は、「相撲界における『かわいがり』は、伝統という名目で正当化された暴力であり、深刻な人権侵害である」と指摘しています。「このような行為は、力士の心身に深刻な影響を与え、競技人生だけでなく、その後の人生にも大きな影を落とす可能性がある」と警鐘を鳴らしています。

柳原大将さんが公開した「かわいがり」を受けている写真柳原大将さんが公開した「かわいがり」を受けている写真

まとめ:相撲界の改革は必要不可欠

柳原さんの告発は、相撲界に根深く残る暴力の問題を改めて浮き彫りにしました。伝統と称して行われてきた「かわいがり」は、決して許されるものではなく、早急な改革が必要です。力士たちが安全で健全な環境で競技に打ち込めるよう、関係者は真剣に取り組む必要があります。

この事件をきっかけに、相撲界の改革が進むことを期待します。