中国・上海はいま、ビザ無しで旅行に行けるようになり、日本人や韓国人観光客で賑わっている。そんな上海でなぜかスーパーカーが大集結している。
理由を調べてみると、中国のSNSでは「中国なめるなよ」「真の財閥を見せてやる」といった物騒なコメントが見受けられた。
一体何が起こっているのか。上海在住の女性・柯さんに話を聞くと「上海のお金持ちは見栄を張って“お金持ちアピール”をしている。上海に遊びに来ていた韓国人が『上海、原付しか走ってないじゃん』とSNSに投稿。それを見た上海富裕層の2世が『スーパーカーで反撃してやろう!』と集まっている」という。
SNSで「高価な車が走ってないじゃん」とバカにされた腹いせに、スーパーカーを持ち出して「お金持ちマウント」を取っているのだという。
まるで、モーターショーのようにずらりと並んだスーパーカー。「派手なスーパーカーが何台もあって、それを観光客が写真撮影している」(柯さん)
なかには、まるでダンスしているかのように動く車も。車道を塞いでのパフォーマンスに、警察が出動する騒ぎになった。
これに対し、韓国人ネットユーザーは「自慢する文化がないからそんなことをするんだよね」「中国のスーパーカー?全部、偽物では?」と発言。すると中国側も、韓国の教科書などに使われているという韓国が異様に大きい地図を引用し「韓国という国はどんだけ恥知らずなんだよ」「韓国人たちは世界で一番広いって思ってないよね?」と応戦。中国と韓国で、見栄の張り合い、マウントの取り合いがヒートアップした。
柯さんは「富裕層の2世は、自分たちが苦労してお金を稼いでないから、お金持ちアピールすることで満たされようとしているのではないか」と語った。
そして動画では、ついにはポチ袋を配ってまでマウントを取ろうとする人の姿もあった。エンドレス見栄バトルの結末は、果たして──。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
ABEMA TIMES編集部