[台北 17日 ロイター] – 米国務省は、台湾独立を支持しないとするウェブサイト上の記述を削除したことについて、サイトの定期的な更新の一環と説明した。
13日に更新された台湾に関する最新のファクトシートで、「われわれは台湾独立を支持しない」との記述を削除したほか、米国防総省の技術・半導体開発プロジェクトへの台湾の協力に関する言及を追加し、米国は「該当する場合」に台湾の国際機関加盟を支持するとも記した。
米国は他の多くの国と同様に台湾と正式な外交関係を持たないが、台湾にとって最大の支援国であり、台湾に自衛手段を提供することが法律で義務付けられている。
国務省報道官は台湾時間16日夜に送った電子メールで「いつものように、ファクトシートは台湾との非公式な関係について一般に知らせるために更新された」と説明。
その上で「米国は一つの中国政策に引き続きコミットしている」とし「米国は台湾海峡の平和と安定の維持に尽力しており、いずれの側からの一方的な現状変更にも反対する。海峡両岸の対話を支持し、海峡両岸の相違が、強制のない平和的手段によって、両岸の人々に受け入れられる形で解決されることを期待する」と述べた。