日本を代表する名門・東京医科大の産科・婦人科に所属する50代後半の女性医師が、大学と所属科の主任教授を相手取り、「パワーハラスメントを受けた」として1000万円の損害賠償を求めて訴えていたことが「 週刊文春 」の取材で明らかになった。
原告は「ロボット手術に長けたエース女医」だが…
原告のA医師は、
「医師歴30年以上のベテランで、同科が力を入れている子宮筋腫などの婦人科疾患に対する『ロボット支援手術』の名医として有名でした」(医療ジャーナリスト)
ロボット支援手術の分野で業界をリードする東京医科大の中でも、エースと名高かったA医師。両者の間で一体何があったのか。
「裁判は異例の展開を見せています。訴えられた医科大側が、A医師による耳を疑う“重大な医療事故”やパワハラ、セクハラなど、東京医科大病院で長年起きていた“安全の軽視”を逆に開陳し、泥沼の法廷闘争になっているのです」(司法担当記者)
医科大が自爆覚悟で主張した、手術室のなかの呆れた様相とは――。
現在配信中の「 週刊文春 電子版 」では、医科大とA医師との確執、公判資料が物語るA医師が引き起こしたとされる数々のトラブルなどを詳報している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル