とある映画館で3D版の映画を鑑賞した客が、持参した3Dメガネで映像が見えなかったとして映画館を訴えた。事前に客側は3Dメガネが使えるかスタッフに確認していた。しかし裁判所は訴えに対し、「訴えは認めない」と判断。様々な方法で正しいメガネについて情報提供していたことや、割引料金で鑑賞していたことから、客の責任と結論づけた。
持参3Dメガネで映像ぼやけ客が提訴
裁判所で撮影されたのは、映画館で起きた思わぬトラブルに対する判決だった。
訴えられたのは映画館、訴えたのは映画を見に来た客だった。この日は、25周年を迎えた『タイタニック』の3D版が上映されていた。
客は3Dメガネを持参し、入場時にスタッフにメガネが問題ないか確認したと主張した。しかし、映画が始まると映像がぼやける状態だった。実は持参した3Dメガネが対応していないものだったのだ。
これらの理由で裁判が開かれ、客側は持ち込んだ3Dメガネで映画がちゃんと見られなかったため、「映画館が金を払え」と主張した。
なお、客はメガネ持参による割引料金で鑑賞していた。映画館では正しいメガネについての情報提供が行われており、上映前にも確認を促す映像が流されていた。
「不備は客の責任」裁判所が訴え棄却
この裁判で出た判決は「客の訴えは認めない」というものだった。
裁判所は、スタッフが誤った説明をしたとしても、映画館が正しいメガネの情報を様々な方法で提供していたと認定した。
さらに、メガネ持参による割引料金で鑑賞していたことから、正しいメガネの準備は客の責任と判断された。
(「イット!」 5月15日放送より)
イット!