業者間で取引された米の価格は再び値上がりし過去最高値となりました。
一方、スーパーに届いた備蓄米は7%にとどまっています。
業者の間で取引された先月の米の価格は60キロあたりで去年の同じ月より1万円以上高い2万7102円で、前の月よりも1200円以上高く、2カ月ぶりに前の月を上回り、過去最高値を更新しました。
農林水産省では、価格上昇は、米を入手しようと業者間で契約の前倒しが拡大したことが要因と分析しています。
一方、備蓄米を放出してから先月27日までにスーパーなど小売りに届いた備蓄米は2回目落札分までの21万トンのうち1万4922トンと7%にとどまりました。
農水省では、「広く届いているかと言われれば届いていない」として、業者に対し流通を進めるよう引き続き求めることにしています。
(フジテレビ経済部)
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