《友達が減りました》ココイチFC社長の諸沢莉乃(23)「休日にカレーはあまり食べません」と“就任1年”を振り返る


【写真】ココイチ制服を着て、接客する諸沢社長

 15歳でアルバイトとして門を叩き、そこから猛スピードで階段を駆け上がり、ついには昨年5月、22歳で社長に就任。それから1年、若き社長の素顔は意外さで溢れていた──。【前後編の後編】

──休みの日くらいはカレーから離れたいということでしょうか。

「はい、賄いで毎日のように食べているので。弊社では『CoCo壱』が25店あって、『ラーメン大戦争』も2店あります。だから、普段の食生活は“カレー→ラーメン→カレー→カレー→夜はビール”みたいな感じです」

──夜はビール(笑)。

「もう、ビール大好きなんです。しかも、ちゃんとおつまみを揃えて飲むのが好きで。馬刺しとか塩辛とか、そういう渋めのやつですね。休みの日に昼から飲める角打ちとか、フェスとか。あれはもう天国じゃないですか」

──社長に就任されて1年。プライベートでは何か変化はありましたか?

「覚悟はしていたのですが、やはり友達は減りましたね。話もだんだん合わなくなっちゃって。高校の頃は毎週末、違う友達と遊んでたんですけど、今はもう“この人たちだけ”って決めた数人にしか会ってないです。本当に仲のいい、気を遣わない人たちだけ」

「『あなたが社長?』って、最初は驚いていたと思います。しかもまだ同じ職場での仕事が続いてることに驚いていました。人生でこんなに何かを続けたの、初めてなんですよね」

──それって、昔から飽きっぽかった?

「そうです。中学のとき、運動が苦手なのにバスケ部に入部したんですけど、ずっと“声出し担当”でした。試合には出られなくても「がんばれー」ってひたすら応援していました。あと……自転車もいまだに乗れないです」

──自転車も!?

「はい、今でも乗れません。まっすぐな性格すぎて、カーブが曲がれないんです」

──では最後に……もし社長じゃなかったら、どんな仕事をしていたと思いますか?

「ウエディングの仕事ですかね。ドレスとか披露宴の演出とか、そういうのが大好きで。“人のハレの日に関わる仕事”って素敵じゃないですか。今でも少し憧れはあります。いつか、もっと落ち着いたら、そういう方面にもチャレンジできたらいいなって思ってます」

 自転車は乗れなくとも社長業はうまく乗りこなしているようだ。

(了。前編を読む)



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