国民民主党の玉木雄一郎代表が23日、X(旧ツイッター)を更新し、長野県内で備蓄米が2000円台で売られていることが、”コメ大臣”こと小泉進次郎氏の農林水産相就任とは無関係だとするネット報道を受け、冷静にツッコミを入れた。
22日に小泉農水相が自身のXに、JA全農長野が公表した備蓄米の販売状況を伝える、日本農業新聞のネット報道を引用したのが発端。記事では、店頭での商品札の写真とともに、農協系スーパー「A・コープ」で国内産とのブレンド米を5キロ2990円(税別)で販売していることを紹介した。
この投稿を受け、ネット上は、小泉氏の”コメ大臣就任”で価格が下がったと勘違いしたり、反発を示したりと騒然に。各社の報道によると、JA全農長野にも問い合わせが殺到し、「大臣就任により引き下げたのではない」とする異例の声明を出した。
玉木代表は、一連の騒動を示したネット報道を引用した上で、「そりゃそうでしょう」とぽつりとつぶやいた。玉木氏は22日夜の投稿で、28日の衆議院農水委員会に出席することを示し、「『対決より解決』の姿勢で小泉新大臣とやります」と宣言していた。
小泉農水相を巡っては23日、備蓄米の価格について5キロあたり2000円台を目指すことを明らかにしたことも、賛否が巻き上がっている。
中日スポーツ