ウクライナ侵攻継続は「ロシア衰退の道」 経済成長維持に課題 上月前大使


 長期化する侵攻が「孤立と衰退への道になり得る」と語った。

 上月氏は、ロシア経済が当面、軍需主導で高い成長を続けると予想。一方、戦争の長期化で兵士動員に伴う労働力減少やインフラ投資不足が、経済状況の悪化をもたらす可能性があると述べた。

 ロシアの対外関係を巡っては、ラブロフ外相が2022年2月の侵攻開始から23年11月までに外国関係者と行った366回の会談のうち「西側諸国とはわずか20回だった」と指摘。グローバルサウス(新興・途上国)を重視する外交姿勢が鮮明になったと分析した。

 プーチン大統領が先月、故安倍晋三元首相夫人の昭恵さんをクレムリン(大統領府)に招いたことについては「日ロ関係に与える影響は最小限。大騒ぎする必要はない」と説明。「日本側に義理堅い人物だと思わせる意図があったのではないか」との見方を示した。 



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