アメリカメディアによりますと、アメリカ国務省は、ハーバード大学への留学を希望する外国人のビザについて、世界各地の在外公館に給付手続きの再開を指示しました。裁判所の決定を受け、入国の一時停止措置を撤回した形です。
ハーバード大学をめぐっては、トランプ政権が4日、大学で新たに学ぶ外国人留学生の入国を一時停止する文書に署名していました。
一方、連邦地裁は5日、大学側の申し立てを受け、文書の効力を一時差し止める決定を下しました。
アメリカメディアによりますと、国務省は連邦地裁の決定を受けて、留学生の入国の一時停止措置を撤回し、6日、世界各地の在外公館へビザの給付手続きを再開するよう指示したということです。
ただ、外国人留学生への措置をめぐる訴訟は現在も続いていて、学生らを取り巻く状況は依然として不透明です。