名古屋ホテル殺人事件、20歳男ら3人逮捕 強盗殺人・恐喝容疑

愛知県名古屋市のホテルで発生した男性会社員殺害事件で、愛知県警は12日、強盗殺人などの疑いで男女3人を逮捕したと発表しました。逮捕されたのは、名古屋市中川区の無職の男(20)と同区の無職の女(19)で、強盗殺人の疑い。さらに春日井市の職業不詳の男(23)が恐喝の疑いです。この名古屋ホテル殺人事件の全容解明が進んでいます。

被疑者の役割と犯行手口

発表によると、逮捕された20歳の男と19歳の女は共謀し、今月7日午前1時頃から1時15分頃にかけて、名古屋市中区栄のホテルの一室で、被害男性の首を絞めるなどの暴行を加えて殺害し、腕時計などを奪った強盗殺人の疑いが持たれています。また、逮捕された23歳の男は、男性から金品を奪う恐喝を目的とした犯行の指示役だったとみられています。被害男性と3人の間には、これまでのところ面識は確認されていません。愛知県警は3人の認否については明らかにしていません。

逮捕に至った経緯

捜査関係者への取材によると、ホテルの防犯カメラの映像などから、被害男性がまず19歳の女と2人で客室に入り、その後、20歳の男が入室する様子が確認されたとのことです。事件後、ホテルから退出する際には、この男と女の2人だけだったといいます。これらの映像などが、今回の被疑者逮捕の決め手の一つとなった模様です。

名古屋市中区のホテルで捜査を行う警察官ら名古屋市中区のホテルで捜査を行う警察官ら

事件発生時の状況

被害男性は、事件前日の6日夜に同僚数人と名古屋市内で飲食した後に、件のホテルに宿泊したとみられています。その後、男性と連絡が取れなくなり、翌7日の午後、客室のベッドで死亡しているのが発見されました。愛知県警は、死亡していた状況や司法解剖の結果などから、事件に巻き込まれた可能性が高いとみて捜査を進めていました。

愛知県警は、今回の逮捕を受けて、3人の詳しい役割分担や犯行の動機など、事件の全容解明に向けて捜査をさらに進める方針です。

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