雨量予測を3日先まで延長 気象庁、風速も2日先まで


 気象庁は29日、台風や低気圧による荒天などに警戒を呼び掛ける気象情報について、具体的な数値を盛り込んだ雨量の予想期間を、従来の2日先から最大3日先に延長すると明らかにした。風速と波の高さも明日から明後日に延ばす。同庁は「早めの防災対応に活用できる」としている。

 気象庁によると、新たに増える情報は、予報発表時間の「2日先から3日先までの24時間予想雨量」と「48時間予想雨量」、「72時間予想雨量」、「明後日の予想最大風速と最大瞬間風速、波の高さ」。先の予報ほど精度が落ちるため「200~300ミリ」「400ミリ以上」などと幅を持たせた表現にする。

 昨年運用を始めた新たなスーパーコンピューターによる予測精度向上などにより発表が可能となった。3日先まで情報が出るのは予測の信頼度が高い場合に限る。同庁は今月13日から、降雪量の予想期間も最大3日先まで延ばしている。



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