スーパーのコメ平均価格がおよそ3カ月半ぶりに4000円を切りました。石破茂総理大臣が目標としてきた3000円台を実現した一方、東京都内でコメを販売する店舗からは「あまり下がっていない」という声も聞こえています。
胸を張る小泉大臣…石破総理掲げた目標達成
秋田駅から東京駅に新幹線で届けられた銘柄米。5キロ3000円台で販売されるコメを視察したのは、小泉進次郎農林水産大臣です。
小泉大臣
「隅々までより早く、備蓄米に限らず手に取りやすい銘柄米。こういったことにつながっていけば間違いなく、価格は『沈静化』の方向に行きますから」
全国のスーパーで販売されているコメの平均価格は23日、5キロあたり3920円まで値下がりました。3000円台になるのは、およそ3カ月半ぶりです。
小泉大臣
「これは総理が今まで6月の中旬までに平均で3000円台と話していたことを、多くの皆さんの協力のおかげで達成できた」
小泉大臣は、石破総理が掲げた目標を達成したと胸を張ります。
小泉大臣
「3900円台に入ったからといって、手を緩めるかというと、そういう状況でもないというふうに私は思っています。ただ、ステージが変わったことは間違いない事実」
このままコメの価格は下がっていくのでしょうか?
米穀商こくぼ 小久保一郎さん
「コメ屋の普段の仕入れに関しては、卸売業者さんからの案内を見ている限りでは、主要な銘柄というのはあまり下がってきていない。高止まりしてしまっている玄米が入荷してきているので、やっぱり5キロで5000円以上というのはありますね」
銘柄米の卸売価格は4000円〜5000円台となっていて、「ほとんど値下がりを実感できていない」という声が聞かれました。
小泉大臣は、次にどんな手を打つのでしょうか。
(「グッド!モーニング」2025年6月24日放送分より)
テレビ朝日