27日のTBS系情報番組「ゴゴスマ」は、静岡県伊東市で持ち上がっている田久保眞紀市長(55)の学歴詐称疑惑に焦点を当てた。今年5月に初当選した田久保市長は、25日の市議会において、自身の「東洋大学法学部経営法学科卒業」という経歴について市議から確認された際、「代理人弁護士にお任せしている」と述べ、明確な回答を避けたことが報じられている。
市議会での質疑応答
市議会では、市議が学歴確認を求め、百条委員会設置にも言及した。市長は、疑惑の発端は「怪文書」だとし、卒業の事実に関する明確な回答を避けた。
市長、疑惑に対し法的措置を発表
市長は26日、自身のX(旧ツイッター)アカウントを更新。前日の市議会での百条委員会設置に言及する報道を受け、「大変不本意ではありますが、法的手続きに入ることと致しました」と表明した。また、「怪文書のような匿名の誹謗中傷に対しては毅然とした対応をするという当初からの姿勢に変わりはありません」とし、今後は事実関係の経過を自身から知らせていくとした。
伊東市長 田久保眞紀氏のX投稿。学歴詐称疑惑に対する法的措置について述べている。
市議会は百条委員会設置へ、市民から疑問の声
番組は、市議会が百条委員会設置へ動いていると伝えた。一方、田久保市長のX投稿には多くの反応が寄せられている。「応援しています」という声もある中で、「議会で『卒業してます』と言えばいいだけでは?」「卒業証明書を出せば一瞬で解決」「こんな事に時間を割くのは伊東市にとって良くない」「なぜ卒業を証明せず訴えるのか」「証拠提示後に訴えればいい」といった、証明書提示を求める声や市政停滞への懸念が多く見られる。
卒業証明書は容易に取得可能
番組内で石井亮次アナウンサーは、東洋大学の卒業証明書は最短1日で500円で取得可能だと紹介。「来週月曜午後9時以降にこれをやれば一番早い」と指摘し、今後の動向に注目が集まるとした。
現在、伊東市長の学歴を巡る疑惑は、市議会の百条委員会設置の動きや市長による法的措置の発表、そして市民からの早期証明提示を求める声が交錯する状況にある。今後の市長の対応や市議会の動きが注目される。
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