TOKIO解散、松岡昌宏が“いじめ否定”も国分太一の「裏の顔」報道続く波紋

6月25日付で解散した人気グループ『TOKIO』の松岡昌宏氏(48)が、6月27日に愛知県で行われた主演舞台のリハーサル後、取材に応じました。松岡氏は、今回の速やかな解散判断について、「これ以上、関係者やファンに御心配をおかけするのは不本意」「株式会社TOKIO設立時に、次があれば終わりだと話していた」と理由を説明しました。

また、一部で報じられていた国分太一氏(49)のコンプライアンス違反については、日本テレビからも国分氏本人からも聞いていないとし、「城島(茂)も自分も知らない」と述べました。終始、株式会社TOKIOの広報としての立場を保った松岡氏の発言の中で、特に注目されたのは、TOKIO内部での”いじめ”に関する報道についてでした。

松岡氏は、この”いじめ”報道について「ございません。『TOKIO』内でいっさいございません。自分もそれを聞いたとき、ハッとしました。その辺はご安心ください」と断言。「憶測に憶測が生まれ、そこに″尾ひれはひれ″がつき、物語が生まれているなと」と語り、グループ内のいじめを否定しました。

しかし、松岡氏が内部のいじめを否定する一方で、週刊誌やWEBニュースでは国分氏の”裏の顔”についての報道が相次いでいます。国分氏自身は謝罪文の中で、「長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因」だとコメントしています。

国分氏は10代からトップアイドルとして活躍し、『TOKIO』の中でもMCを務めることが多く、特に2014年から2019年にかけてはTBS系の朝の帯番組『いっぷく!』と『ビビット』を担当しました。これにより、年間テレビ出演本数で史上初の6年連続1位を獲得するなど、MCとしての地位を確立していました。

「実は国分さんの”裏の顔”がささやかれ始めたのはこの頃からなのです」と語るのは、あるTBSのベテランスタッフです。

当時、TBS局内では、関口宏氏(81)や和田アキ子氏(75)といった大御所よりも、国分氏への”お出迎え”や”取り巻き”の人数が多いと言われるほどだったといいます。そんな中、旧ジャニーズ事務所の社長だった藤島ジュリー景子氏(58)の信頼が厚かったという放送作家・脚本家の小山薫堂氏(61)を監修に迎えてスタートした『いっぷく!』は、視聴率が伸び悩み、わずか1年で終了してしまいました。

2018年、TBSの朝番組出演時にスタッフに見送られる国分太一氏2018年、TBSの朝番組出演時にスタッフに見送られる国分太一氏

『いっぷく!』の終了に対し、国分氏は相当苛立ちを見せていたと当時のスタッフは振り返ります。その後、国分氏をメインMCに、初めてMCを担当する真矢ミキ氏(61)と元NHKアナウンサーの堀尾正明氏(70)を迎えた後番組『ビビット』が始まり、朝の情報ワイド番組らしい体裁になりました。しかし、スタッフによると、女性視聴者に人気の高い真矢氏と、豊富な知識で年配層から支持される堀尾氏の起用について、国分氏は不満を持っていたようです。視聴者からも、3人の仲が良いようには見えなかったという声もありました。

国分氏はスタジオに入ると「メインは自分だ」と言わんばかりの態度を取り続け、オンエア中に真矢氏のコメントを無視したり、スルーしたりする場面が多かったといい、これは露骨で”いじめ”と感じたスタッフも少なくなかったといいます。真矢氏は画面を通して分かるように明るくサバサバした性格で、宝塚歌劇団出身のため団体行動にも慣れていました。結果的に、真矢氏の方から国分氏に積極的にアプローチし、食事に誘うなどして徐々に距離を縮めていったことで、ようやく国分氏が真矢氏を認め始め、スタジオの雰囲気が良くなっていったとされています。

では、なぜ国分氏はTBS内でそこまで”偉く”なってしまったのでしょうか。コラムニストの山田美保子氏は次のように推測しています。当時、『TOKIO』は旧ジャニーズ事務所内で非常に大きな存在感を持っており、その中でも国分氏はMC能力が高く、視聴率も取れる存在でした。藤島氏の強い推薦もあり、『いっぷく!』が振るわなくても、『ビビット』のMCに続けて就任できた背景があります。

さらに、国分氏の妻がTBSの局員で、非常に優秀な方だったと聞いており、局員からの信頼も厚かったといいます。『ビビット』のスタジオを使って結婚会見まで開いており、他局を含めた多くのマスコミが集まりました。こうした状況が重なり、以降、国分氏を取り巻くスタッフの数はまるで大名行列のようになり、どこか勘違いをしてしまった部分があったのではないかと山田氏は見ています。

かつての事務所の先輩である中居正広氏(52)のように、国分氏も「実質引退」を覚悟しているとの見方もあります。しかし、活動休止前にはレギュラー番組6本とCM4本を抱えていた国分氏には、一部で「違約金が40億~50億円」という報道も出ており、容易に”逃げ切り”は難しい状況であると考えられます。


参考資料:

  • FRIDAYデジタル
  • Yahoo!ニュース