前広島県安芸高田市長で地域政党「再生の道」代表の石丸伸二氏(42)が1日、都内で会見を行い、参院選(7月3日公示、同20日投開票)の公認候補者10人と公約を発表した。
都議選では全42人の立候補者が落選。都議会が二元代表制であるため、統一した政策は掲げなかった。都議選と参院選について「そもそも成り立ち、役割が違います」と切り出した。
「国政は議院内閣制、都議会は二元代表制。前者は多数決で法律をつくるのが主な役割。後者は執行部の監視が主な役割。なので前者、国会においては政策を掲げる必要がもちろんあります。後者、都議会においては監視機能なので公約というか、各人が政策を持つのは、ポリシーを掲げるのはいいんですが、それを実現しますという団体はそもそも二元代表制にそぐわない、という話をしていました」と説明。
続けて「二元代表制のくだりが難解である、という話は記者会見でしてきた通りですが、難解だから言わないというわけにはいかないのがその前の話」と補足した。
石丸氏は公約について「教育の質を高め、国民の能力を向上させる」と宣言。3つの柱「教育人材の強化」「教育内容の充実」「教育環境の整備」を掲げた。
東京選挙区では吉田綾氏(40)が立候補。比例選挙区では元沖縄県豊見城市長の宜保晴毅氏(57)ら9人を擁立。出馬させる目的については「教育への投資を優先し、持続可能な社会を構築する」を掲げた。目標については「今年7月の参院選を経て国政政党の要件を満たす」とした上で、2期12年を上限とした。