タレントのホラン千秋さんが、7月1日に放送された日本テレビ系「祝MAXさんま御殿!!生きてるだけで丸儲け 明石家さんま誕生日祭」に出演し、年上の共演者に対する率直な悩みを打ち明けました。
今回の放送は、この日に70歳の誕生日を迎えた明石家さんまさんを祝う3時間スペシャルとして企画され、ゲストにはさんまさんより年上で平均年齢74.4歳という超ベテラン芸能人たちが集結しました。
さんま御殿に出演し、先輩共演者への悩みを語るホラン千秋
人生の先輩方に相談を持ちかける立場で登場したホランさんは、所ジョージさん、桂文枝さん、三田佳子さんといった錚々たるベテラン芸能人を前に、「今日の収録でも皆さん、お気づきだと思うんですけど、人生の先輩方で私、すごく尊敬してるんですが、基本的に全然(人の)話を聞いてらっしゃらないってのが、よくあるんですよ」と切り出しました。
これに対し、さんまさんは「今日のメンバーは聞いてるぞ。聞いてる、聞いてる」と反論しましたが、ホランさんは「聞いてますか? こちらはそうは思ってないんですけど」ときっぱり応じました。
さらにホランさんは、自身がレギュラー番組で共演している出川哲朗さんや長嶋一茂さんを例に挙げ、「二大言うことを聞かない方々なんですね」と続けました。「一応、後輩だし、なんか話がそれたり、こうやらなきゃいけないのになって時に軌道修正する役割をするんですよ」と自身の役割について説明しました。
「最初は丁寧に言ってるんですけど、何度言っても大体聞いてくれないんです。一茂さんなんかは『もう、俺、これやりたくないから帰るわ』みたいなこともあるんです」と具体的なエピソードを語ったところで、さんまさんが「一茂と出川はしゃあないな、これは」と同情的な反応を示しました。
しかしホランさんは、「しゃあないなじゃないですか? そうなってきて、こっちもちゃんとやって下さいって語気が強くなる。そうすると、放送が終わった時にSNSとかで、やれ『ホラン千秋、態度がでかい』とか『先輩方への口のきき方が悪い』とかって言われるんです」と、その結果直面する批判について言及しました。
「いや、こっちもそれは分かってるんです。でも、そうしないと、どうにも、こうにも進まないんですっていう、この苦労が伝わらないことがもどかしくて。どうしたらいいですか?」と、真剣な表情で会場に問いかけました。
このホランさんの悩みに、71歳の関根勤さんが温かい言葉を贈りました。「大丈夫。本当の一部で満たされない人が悪口を言ってるだけ。その何百倍って人が『千秋ちゃん、うまい回ししてるな』『すごいな』って思ってるから大丈夫。だから、ここにいるんだから」と励ましました。
関根さんの言葉に「その言葉を胸に生きていきます、じゃあ」と感動した様子のホランさんでしたが、最後にさんまさんは「うまい回しってほどではないねんけど、まだ」といつもの調子でオチをつけ、会場を笑いに包みました。
ホランさんが直面している、ベテランとの共演におけるコミュニケーションの難しさと、それに対する世間からの誤解という悩みは、多くの人が共感する部分もあるかもしれません。関根さんのエールが、今後の活動の支えとなることでしょう。