『あんぱん』戦後編が本格始動!視聴率絶好調の朝ドラ、今田美桜の物語はどうなる?

NHK連続テレビ小説『あんぱん』は、主演の今田美桜さん、相手役の北村匠海さんを中心に、国民的キャラクター「アンパンマン」を生んだやなせたかし氏とその妻・小松暢氏の半生を描く物語です。視聴者の心に深く刻まれた辛く厳しい「戦争編」が終結し、物語は新たな局面である「戦後編」に突入しました。この転換期は、作品の今後の展開を占う上で極めて重要な時期と言えるでしょう。

戦争編から戦後編へ:物語の大きな転換点

『あんぱん』のこれまでの放送では、太平洋戦争の惨禍が克明に描かれ、多くの登場人物との悲しい別れが続きました。特に第10週から第12週にかけては「戦争編」として、北村匠海さん演じる柳井嵩に焦点が当てられ、彼の出征に伴いヒロイン朝田のぶ(今田美桜さん)の登場機会が減少する回もありました。視聴者からは「主人公なのに出番が少ない」との声も聞かれましたが、戦争の現実を描き切ったシナリオの完成度は高く評価されました。

ヒロイン朝田のぶの新たな挑戦

戦後が始まり、物語の中心は再び今田美桜さん演じるのぶへと移りつつあります。のぶは亡き夫・次郎(中島歩さん)の影響を受け、速記の勉強を開始。ひょんなことから新聞社「高知新報」の編集局主任・東海林明(津田健次郎さん)と出会い、その推薦で同社に就職することが決まりました。新たな環境でのぶがどのように成長していくのか、戦後編の大きな見どころとなります。

『あんぱん』でヒロインを演じる今田美桜。物語は戦後編に突入。『あんぱん』でヒロインを演じる今田美桜。物語は戦後編に突入。

高い視聴率と豪華キャスト陣の輝き

「戦争編」はその重いテーマにも関わらず、高い注目を集めました。特に第11週と第12週は、関東地区で週平均世帯視聴率が16.0%を記録し、番組最高を更新するなど、数字の上でも成功を収めています。この成功には、主演の今田さんや北村さんだけでなく、脇を固める豪華キャスト陣の貢献が大きいでしょう。嵐の二宮和也さん演じる父・清の再登場、妻夫木聡さん演じる上官・八木信之介による迫真の演技などが「神回」として大きな話題を呼びました。

また、最序盤で登場した加瀬亮さん演じる父・結太郎のように、登場時間は短くとも強烈な印象を残すキャラクターが次々と現れることも、『あんぱん』の特徴の一つです。これは今田さんの演技力が不足しているわけではなく、むしろ作品全体のキャストの層の厚さ、それぞれの役者がハマり役を見事に演じている証拠と言えるでしょう。

結び

苦難の「戦争編」を乗り越え、『あんぱん』は希望に満ちた「戦後編」へと舞台を移しました。視聴率の好調を維持しつつ、今田美桜さん演じるヒロインのぶの新たな人生、そして北村匠海さん演じる嵩との再会や未来がどのように描かれるのか、今後の展開から目が離せません。豪華キャスト陣の熱演と共に、物語はますます深みを増していくことでしょう。

参考文献

https://news.yahoo.co.jp/articles/27aff6ee2c0ed9ea9fce28872143130420328ec6