2025年7月5日「大災害」噂に安住アナが「予言」したこと

「2025年7月5日に日本で大災害が起こる」という噂が国内外で広まる中、情報番組「THE TIME,」(TBS系)総合司会の安住紳一郎アナウンサーが7月3日放送でこの話題に触れ、「私も予言します」と冗談めかした。果たして、この広範な噂の出所と、安住アナが「予言」した内容とは。

噂の発端と広がり

噂の発端は、累計100万部を突破したという漫画家たつき諒氏の著作「私が見た未来」にある。同氏は夢で見たという不思議な出来事を書き記しており、その中に「2025年7月に何かが起きる夢を見た」という記述が存在する。ただし、同氏がこの夢を見た日付が2021年7月5日であったことから、「2025年7月5日に何かが起きる」と日付が誤って解釈され、噂が拡大した側面がある。

広がる2025年7月5日大災害の噂に関するイメージ広がる2025年7月5日大災害の噂に関するイメージ

現実世界への影響

この噂はインターネットを通じて瞬く間に拡散し、日本国内だけでなく国外にも影響を与えている。特に香港では、この噂を理由に日本への観光客が急減する事態が発生。これを受け、一部の香港の格安航空会社は、日本への定期便をしばらく運休することを決定した。また、こうした社会的な不安に乗じて、噂に便乗した悪質なネット詐欺が発生する可能性も指摘され、注意が呼びかけられている。

作者のコメントと安住アナの反応

噂が予期せぬ形で広まったことについて、作者のたつき諒氏は本意ではないとしつつも、「ただ災害を考えるきっかけになれば」と、これを機に防災意識が高まることを願う前向きなコメントを寄せている。

こうした状況の中、安住アナは「あさって土曜日に何かが起きる。7月5日大災難説、噂が広がっていますね」と番組冒頭で話題に触れた後、「じゃあ、私が予言しましょう」と切り出した。そして「7月5日、日本全国、たぶん暑くなると思います。きついよねえ」と、季節柄予測される気候について現実的な「予言」を披露し、スタジオの笑いを誘った。本人もさすがに照れ臭かったのか、「本当にくだらない話をしました」と締めくくり、ユーモラスな対応を見せた。

結論

「2025年7月5日大災害」の噂は、漫画の記述が誤解されて広まったものでありながら、香港観光への影響や詐欺の懸念など現実的な波紋を広げている。安住アナのようなメディアの言及もあり、その影響は多岐にわたる社会現象となっている。