豪メルボルン空港で、ヘビが出没し、飛行機が約2時間遅延するトラブルが起きた。ヘビの駆除業者は、機内でヘビを捕獲。映像が話題を呼んでいる。
7月1日、ヘビの駆除業者マーク・ペリー氏が出動したのは、飛行機の貨物室だ。ペリー氏は、部屋の奥の壁をつたうヘビを目がけてすばやく近づき、一発で仕留めた。
見事な捕獲劇に、SNSでは「『飛行機でヘビを捕まえた』と言える人はなかなかいない。よくやりました」「ヘビも旅に出たかったんだろう」などの声が上がっている。
AP通信によれば、ブリスベン行きの飛行機に搭乗中の乗客が発見。捕獲されたヘビは60センチメートルほどで、人体に害のないアオダイショウだった。だが、ペリー氏は、ヘビに毒があるかもしれないと疑ったそう。
「毒がないとわかったのは、ヘビを捕まえたあとでした。それまでは、とても危険なヘビのように見えました」
「もし一発で仕留められなければ、ヘビはパネルから機内にすり抜ける可能性がある。そうなれば、毒性のヘビかどうか見分けがつかないので、乗っている全員が機外に避難しなければならないだろうと、職員に伝えました」
豪7NEWS『サンライズ』に出演したペリー氏によれば、捕獲されたヘビはブリスベン周辺に生息する種だったため、全便の乗客のスーツケースから逃げ出したのではないかと推測する。
「奇妙な状況でヘビを捕まえた経験は以前にもありますが、飛行機は初めてです」「ヘビは怒ってないし、決して人を傷つけない。ただ逃げ出したかっただけだと思います」
なお、検疫上の理由から、ヘビを野生に帰すことはできない。現在、メルボルンの獣医が一時的に保護し、は虫類の飼育ライセンスを持つ里親を探している。
BuzzFeed Japan