日英伊の次期戦闘機「3年以内に試作機飛行」 管理機関が開設


【写真特集】次期戦闘機のイメージ

 ジャイゴの初代トップである首席行政官には岡真臣・元防衛審議官が就いた。開設式では、イーグル氏が「3カ国の政府と産業界から最高の人材が集まる拠点となる。新たな、そして進化する脅威に対抗するため、革新的な技術を備えた戦闘機を開発する」とあいさつし、関係者によるテープカットが実施された。

 次期戦闘機の共同開発計画は「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」と呼ばれ、サウジアラビアが資金提供で参画することも検討されている。サウジの参画について、イーグル氏は「(日英伊は)パートナーシップ拡大の可能性について開かれた姿勢だが、どの国であっても参画を認めるかどうかは3カ国の合意が必須になる」と明言を避けた。

 GCAPを巡っては、次期戦闘機の設計、開発などを担う日英伊3社による合弁会社「エッジウィング」も6月に設立された。三菱重工業などが出資する「日本航空機産業振興株式会社(JAIEC)」、英防衛大手BAEシステムズ、イタリア防衛大手レオナルドの3社が共同出資する。【レディング(英南部)福永方人】



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