山尾しおり氏『小5男子』投稿に「やらせでは?」 ネット炎上と本人の反論

参院選に出馬中の山尾しおり氏がSNSに投稿した内容が、ネット上で大きな波紋を呼んでいる。特に、街頭演説中に「小5男子」と交わしたとされるやり取りに対し、「やらせではないか」との疑問の声が殺到し、炎上状態となっている。この投稿は、山尾氏が選挙運動中に体験した出来事として紹介されたものだが、その信憑性を巡って様々な意見が飛び交っている状況だ。政治家と有権者、特に若い世代との交流をアピールする意図があったとみられるが、かえって逆効果を招いている側面もある。

参院選出馬中の山尾氏を巡る状況

山尾しおり氏は、当初国民民主党からの出馬を予定していたが、過去の不倫疑惑の影響で公認を取り消され、今回は無所属で選挙に臨んでいる。このような逆境の中、街頭演説などを精力的に行い支持を訴えている。今回の騒動の発端となった投稿は、三鷹駅付近での街頭活動を振り返る中でなされたものだった。彼女の政治活動は、過去の個人的な問題や今回のSNSでの発言など、常に注目と批判の対象となっている。

「小5男子」投稿への疑問とネットの反応

山尾氏が投稿した「小5男子がわざわざ来てくれて、『政治家になにをやってほしいですか?』と聞いたら『女性天皇と選択的夫婦別姓』と即答」という内容に対し、SNS上では「本当に小5の子がそんなことを言うのか?」「不自然だ」といった疑問の声が相次いだ。「やらせではないか」との指摘に加え、投稿に添えられた写真で山尾氏が男児に膝をついて話す様子や、「真夏に長袖の坊や」といった点も不自然だとして、「演出ではないか」とのツッコミが殺到した。この話題はすぐに広まり、「小5男子」というワードがXでトレンド入り。参政党員や編集者の箕輪厚介氏といった著名人も反応し、「さすがに嘘」「子どもを利用した創作」といった厳しい意見も寄せられ、波紋は大きくなった。

山尾しおり氏が膝をついて話す様子。小5男子とのやり取りが問題視された街頭演説にて。山尾しおり氏が膝をついて話す様子。小5男子とのやり取りが問題視された街頭演説にて。

山尾氏「やらせではない」と反論

こうした「やらせ」説に対し、山尾氏は自身のSNSで反論。「女性や子どもにど正論言われたとき、『やらせ』と攻撃しても、社会は1ミリもよくなりませんよ」と述べ、過去の「保育園落ちた」発言騒動にも触れつつ、自身の投稿は「ただただ正論を述べているだけ」だと主張。異なる意見があるなら、内容で議論すべきだと訴えた。しかし、この反論に対しても、「説明になっていない」「火に油を注ぐだけ」といった批判的なコメントが寄せられ、騒動は収まる気配を見せていない。彼女の弁明が、むしろ疑念を深める結果となっている側面がある。

真偽は不明も逆風続く

一連の騒動について、ある全国紙記者は「小5男子がそのような政治課題を即答できるかには疑問が残る」としつつも、「真偽が不明な状況での一方的な決めつけや批判は避けるべきだ」と指摘する。たしかに、個別の事実関係を確認することは難しいが、投稿内容が多くの人にとって非現実的に映ったことは否めない。また、山尾氏は不倫疑惑へのコメントを求められると「その件はご勘弁いただきたい」と拒否したり、立川駅での街頭演説では、炎天下で聴衆を立たせ自身は日陰で演説していた様子が拡散されたりするなど、最近は有権者からの印象があまり良くない状況が続いている。こうした過去の言動も、今回の「やらせ」説が拡散しやすい背景にあると考えられる。

苦境に立つ山尾氏

山尾しおり氏は、今回の「小5男子」騒動に加え、過去のスキャンダルやその他の批判もあり、厳しい選挙戦を強いられている状況だ。無所属での出馬というハンデに加え、ネット上での炎上がイメージ悪化に繋がりかねない。果たして、この逆境を乗り越え、有権者の支持を得る秘策はあるのだろうか、注目が集まる。選挙期間中、今後どのような発言や行動で支持を広げていくのかが、今後の焦点となるだろう。

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