タレントの小原ブラスが9日、自身のYouTubeライブ配信で、親交の深い遠野なぎこさんについて語った。最近報じられた遠野さんに関するニュースに触れ、「大きなショック」を受けていると心情を明かし、現在の状況や直前に交わした会話について語った。
ブラスが感じた衝撃と現状
小原ブラスさんは、「今週、一週間であった中で、自分の中で結構大きくショックなことがあって」と切り出し、それが遠野なぎこさんの件であると明かした。遠野さんの訃報が報じられたものの、ご遺体が本人か確認中の段階であり、「亡くなった事確定していない以上、お話しすることはない」と、現時点では確定的な言及を避けた。しかし、「触れないで明るいテンションでいるのは何かモヤモヤする」として、自身の思いを話す理由を述べた。
さらに、遠野さんとは「結構仲良くさせてもらっていた」と語り、遠野さんがインスタグラムでフォローしているわずか13人のうちの1人が自身であることを明かし、公私ともに親交が深かったことを強調した。
直前に交わされた会話の内容
小原さんは、遠野さんと最後に話したのは「先月末」、具体的には「6月25日ぐらい」だったと述べた。その会話の内容は、『アウト・デラックス』のプロデューサーがオンラインカジノ関連で逮捕された件だったという。遠野さんはそのニュースに「びっくりしてて」、番組終了後も色々な話が出てくることについて語り合い、最終的に「うちらはアウト軍団だけど、社会に迷惑はかけないでおこうね」という言葉で会話を終えたと明かした。
小原ブラスさんがYouTubeライブで遠野なぎこさんについて語る様子
「社会に迷惑かけないで」への引っかかり
この遠野さんの「社会に迷惑かけないで」という言葉に、小原さんは引っかかりを覚えたという。小原さんの考えとして、「社会には皆、迷惑を掛けるじゃん、かけないでおこうっていう思想でいたくない」と述べ、社会に多少の迷惑をかけることは当たり前であり、ずぶとく生きていくためには「社会に迷惑掛けないでって気持ちで生きて行くわけにはいかへん」という自身の哲学を語った。この点については、その場では遠野さんと深く掘り下げず「軽く流して、軽く終わっちゃった」と振り返った。
後悔とも取れる心境
小原さんは、その時のやり取りを今振り返ると、「何かのサインやったんか…」と考えてしまうと語った。現状は「熱中症(かもしれないし)何もわからへん」不確実な状況であることを踏まえ、「あの時に話すのが変わったら何か違ったのかとか、いろいろ考えちゃって…」と、もし違う話をしていたら結果が変わっていたかもしれないという、後悔とも取れる複雑な胸中を吐露した。
YouTubeライブの中で、小原ブラスさんは遠野なぎこさんへの深い心配とショックな心境、直前の会話とその中で感じた哲学的な引っかかり、そして現在の不確実な状況に対する複雑な思いを正直に語った。