長濱ねる、25歳の「素」を捉えた写真集『長濱ねる』 タイトルと撮影のこだわり明かす

俳優の長濱ねるさん(26)が、8年ぶりとなるセカンド写真集『長濱ねる』(講談社)を7月15日に発売します。本作は、「25歳の自分の姿を、大好きな場所で大好きな写真家さんに撮っていただきたい」という本人の強い希望から実現しました。アイスランドとフィンランドで撮影され、25歳時点での長濱さんのゆるやかで伸びやかな“素”の姿を捉えています。今回のインタビューでは、この写真集に込めた思いやこだわり、そして撮影を通して気づいた新たなチャームポイントについて詳しく語ってくれました。

長濱ねるさんのセカンド写真集『長濱ねる』からの最新カット。エレガントなワンピースをまとい、自然な表情を見せる長濱ねる。長濱ねるさんのセカンド写真集『長濱ねる』からの最新カット。エレガントなワンピースをまとい、自然な表情を見せる長濱ねる。

撮影地アイスランド&フィンランドでの印象的なシーン

今回の写真集は、アイスランドとフィンランドという二つの国で撮影が行われました。長濱さんが特に印象に残っているシーンとして挙げたのは、アイスランドの象徴的な場所である「ブルーラグーン」での撮影です。この場所は長濱さんにとってプライベートでも訪れたことがあり、強く印象に残っていたため、ぜひ撮影地に加えたいと希望したといいます。ブルーラグーンでは、泥パックを体験する様子や、リラックスした自然体の姿で写ることを意識したカットが多く収録されています。

カメラマン高橋ヨーコ氏への信頼と作品への思い

写真集のカメラマンには、長濱さんがかねてより敬愛する写真家・高橋ヨーコ氏を自ら指名しました。高橋氏の写真の魅力について、長濱さんは「写真から音が聞こえるといいますか、想像できる情報量がとても多い」点を挙げています。また、高橋氏が過去に手掛けた女優・綾瀬はるかさんや蒼井優さんの写真集が、何年経っても色あせない普遍的な魅力を持っていることに感銘を受け、そうした瞬間を切り取れる高橋氏の感性を素敵だと感じていたそうです。

完成した写真集を初めて見た時の感想は、「1枚ずつめくりながら流れで見た時に物語性を感じた」とのこと。20代中盤を迎え、変化や迷いながら進んでいる気持ちの揺れのようなものも写真の中に映し出されていると感じ、自身の「今」が詰まった「大満足の1冊になりました」と語っています。

タイトル『長濱ねる』に込めた「人に委ねる」テーマ

写真集のタイトルが自身のフルネームである『長濱ねる』になったことも話題を呼んでいます。長濱さんは正直な気持ちとして、自分の名前を冠することに「勇気が必要で、怖いなと思っていました」と明かしました。しかし、信頼するチームの面々が写真集の完成を見て「『長濱ねる』というタイトルがぴったりだね」と強く後押ししてくれたといいます。

今回の写真集制作において、長濱さんは「人に委ねる」ということを自身のテーマの一つにしていました。写真のセレクトなど、様々な判断を信頼する周りの人々の意見に乗っかっていくことを心がけたそうです。そのため、タイトルについても信頼するチームの言葉を尊重して決定しました。タイトル発表時は「ドキドキした」そうですが、「実際に本を見れば『このタイトルがぴったりだ』と思っていただける気がします」と自信をのぞかせました。

自然体の体型と新たに気づいたチャームポイント

先行カットで「バブみボディ」と形容され、その美しいスタイルも注目されていますが、体型や美容へのこだわりについて尋ねました。長濱さんは「1st写真集の時に比べてより自然体の自分を残したいと思っていた」と語り、過度な食事制限で「カリカリにしたりはせずに、普段の地続きのままの体で撮影に挑めたら」と考えたといいます。そのため、今回の写真集ではシワや丸みなども含め、ありのままの姿を収めてもらったそうです。

そんな自然体での撮影を通して、スタッフから褒められたことで新たに気づいたチャームポイントとして「肩のライン」を挙げました。以前は肩が大きく見えてしまい、少しコンプレックスに感じていた部分だそうですが、今回の写真集を通して「好きになれた」とのこと。「これからチャームポイントにしていきたいです!」と語り、自身の新たな魅力を発見した喜びを見せました。

ファンへのメッセージ

8年ぶりの写真集発売を心待ちにしているファンに向けて、長濱さんは感謝のメッセージを送りました。「やっぱり紙で手に取っていただけることが本当にうれしいです」と語り、写真集を「1冊の本として、読み物として」楽しんでほしいと伝えました。写真集を通じて、長濱さんの「今」の魅力がより一層伝わることを願っており、「ぜひ楽しみにお待ちいただけたらうれしいです」と締めくくりました。

長濱ねる プロフィール

1998年、長崎県生まれ。幼少期は五島列島で過ごす。2015年にけやき坂46(現在の日向坂46)として活動を始めたのち、欅坂46のメンバーとしてデビュー。19年に同グループを卒業。卒業後はドラマ『舞いあがれ!』『ウソ婚』『院内警察』『366日』『アンサンブル』、現在放送中の『いつか、ヒーロー』など数々の作品に出演。エッセイの執筆、報道番組『news zero』火曜パートナーとしても活躍している。東京2025デフリンピックの応援アンバサダー、長崎市観光大使や、西九州新幹線長崎県広報大使も務めた。

出典:ORICON NEWS via Yahoo!ニュース