人手不足が深刻な介護業界では外国人の採用が加速しています。
人材確保のため、海外に研修施設を作り、採用を強化する取り組みも始まっています。
「生麦、生米、生卵、生麦、生米、生卵・・・・・・」
早口言葉を練習する若者たち、大手介護事業者が去年、インドに開設した研修施設を卒業した1期生です。
「富士山に行きたい」「たくさん仕事があるので日本に来ました」
東南アジアからの研修生とともに日本でおよそ3週間の実践的な研修を受け、各地の介護施設に配属されます。
「報酬、待遇は基本的には日本人の職員と全く同じになっている」（インドに研修施設を設置した理由は）「将来性、持続性を考えるとやはり世界一の人口を有するインドというのは魅力的に感じている。」
この企業は、インドから年間60人、外国人全体で100人規模の採用を計画しています。
いかに定着させるかが課題です。
「こちらで研修を受けているおよそ30人全員が介護福祉士の国家資格取得を目指している」
政府は国家試験に不合格でも5年間、介護福祉士として働ける特例措置で外国人の採用を後押ししています。
ただ、2026年度末が期限となっていて、延長するべきかどうかは関係者の間でも意見がわかれています。
「日本の介護福祉士の試験に合格したいです」「日本が好きだから（一同笑）」
テレビ朝日報道局
