7月20日の参議院選挙における自民党と公明党の大敗は、海外でも大きく報じられている。選挙結果を受けて、海外メディアが石破茂首相の進退問題と同時に注目しているのが、神谷宗幣率いる参政党の躍進だ。
陰謀論の「極右政党」が急伸
英紙「ガーディアン」は、参政党を「右翼ポピュリスト党」「極右政党」と形容して、その大躍進を次のように伝えている。
「極右の参政党は議席数を改選1から14に伸ばし、参議院で大きな存在感を示すことになった。2020年にYouTubeで誕生した同党は、『日本人ファースト』を掲げ、外国人による『静かなる侵略』に警告を発し、この選挙におけるサプライズとなった」
また、投票率が前回の参院選より6ポイント高い約58%になったことに触れ、「主流政党から無視されていると感じ、これまでほとんど投票所に足を運ばず、(政治に)幻滅していた層の多く」を参政党が取り込んだと分析している。
COURRiER Japon