[ワシントン 22日 ロイター] – トランプ米大統領は22日、中国の習近平国家主席から中国を訪問するよう招待を受けているとし、そう遠くない将来に習氏と会談する可能性が高いと述べた。
トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、「少し先だが、それほど遠くはない。私は多くの人から誘いを受けており、近いうちに決定する」と述べた。
ロイターは21日、関係筋2人の話として、トランプ大統領と習主席の側近らが、今年後半に予定されるトランプ大統領のアジア訪問に合わせ、両首脳の会談を行う可能性を協議していると報じた。会談の予定はまだ確定していないものの、10月30日から11月1日まで韓国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の前後にトランプ大統領が中国を訪問する可能性などが協議されているとした。
ホワイトハウスと中国政府は同報道についてコメントを拒否している。
米中関係は関税の報復合戦により悪化していたものの、トランプ氏はこのところ中国との緊張緩和に向けた動きを見せている。米中間の一部関税停止は8月12日が期限となっている。