男性の頭などをバールで殴って殺害しようとしたとして大阪府警捜査4課は6日、殺人未遂容疑で住所、職業不詳の陣内大和容疑者(30)を逮捕した。府警などによると、陣内容疑者は、タイ中部パタヤを拠点とした日本人グループによる特殊詐欺に関与したとして逮捕されていた。
逮捕容疑は福岡県那珂川市の塗装工、竹村和秋被告(28)=殺人未遂罪で起訴=らと共謀して昨年11月17日午後3時20分ごろ、大阪市浪速区の路上で、大阪市内に住む40代男性の頭などをバールで殴って殺害しようとしたとしている。男性は頭に重傷を負った。
陣内容疑者は、特殊詐欺グループのメンバーらと共謀し、福井市に住む自営業の50代女性に虚偽メールを送り、30万円相当の電子ギフト券を購入させてだまし取ったとして、9月に警視庁に詐欺容疑で逮捕されていた。パタヤでグループが使用していたアジトの賃貸契約に関わっていたとみられる。