自動物流道路、時速80キロ 国交省方針、東京―大阪30年代


 自動物流道路は、高速道路などの中央分離帯や路肩、地下に専用レーンを設け、無人カートを走らせる構想。国交省はこれまで時速30キロとのイメージを示していた。70~80キロが実現すれば、現在の貨物トラックと同程度の速度となる。

 最終報告書案によると、自動物流道路は24時間稼働を想定。30年度に足りなくなると試算する輸送量約9億トンの8~22%をカバーできると見込む。物流分野での二酸化炭素(CO2)排出量の大幅削減も期待する。

 30年代半ばまでの導入を想定しているのは、小規模な改良で対応できる区間など。前段階として27年度までに、新東名高速道路で建設中の新秦野(神奈川県)―新御殿場(静岡県)でカートの走行実験をする。



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