陸海空自衛隊「観閲式」を中止 防衛省が発表 安全保障環境理由に


【写真】自衛隊観閲式に臨む陸上自衛隊員=2021年11月27日午前10時12分、陸上自衛隊朝霞駐屯地、代表撮影

 同省によると、式典の実施には、全国から多数の部隊・装備を集結させなければならない。中国やロシアの軍事活動の活発化を背景に「自衛隊の本来任務である警戒監視、領空侵犯措置などの活動機会が増え、隙のない我が国の防衛態勢を維持する上で、実施困難な状況になった」(関係者)としている。他国との共同訓練が年々増えていることも理由という。

 「観閲式」などは警察予備隊時代の1951年に始まり、現在は、年に1回陸海空の各自衛隊が持ち回りで開催してきた。コロナ禍もあって2020年から規模を縮小し、無観客で実施してきた。(佐藤瑞季)

朝日新聞社



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