「ワーホリ=性売買?」韓国女性YouTuberに向けられた悪質な偏見、法的対応へ


対象となったのは、ユーチューバー「ヘイユジン」として活動するチェ・ユジン氏。2023年冬に豪州へワーホリで渡航し、現在まで現地のカフェやレストランで1日13時間働きながら生活している。その様子を動画で配信してきた。

ところが、ある日を境に彼女のコメント欄には「性売買しに行ったのか」「結婚相談所もワーホリ経験者は敬遠する」「帰国して結婚するなら必ずワーホリ経験を話せ」といった誹謗中傷があふれた。

過去に一部の韓国人女性ワーホリ参加者が豪州で性売買に関与した事件を引き合いに出し、ユジン氏を含むすべての女性参加者を偏見の目で見るような内容だった。

ユジン氏は最初こそ無視していたが、被害が深刻化し法的対応に踏み切った。

メールインタビューで、彼女は「この問題は個人の問題を超えて構造的な問題だと感じるようになった。多くの女性クリエイターが同様の被害に苦しんでいる」と語った。

「性売買をしていたら、韓国人社会で噂にならないはずがない。私は毎日ユーチューブに堂々と日常を公開している。悪いことをしていたらできるはずがない」とも述べ、根拠のない中傷に強く反発した。

それでもユジン氏は、ワーキングホリデーという経験自体には強く肯定的だ。「新しい挑戦をするとき、経験したことのない人の言葉に惑わされないでほしい。重要なのはその経験が自分にとってどんな意味を持つか。広い視野と自己理解、それがワーキングホリデーの最大の贈り物だ」と締めくくった。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

KOREA WAVE



Source link