【08月14日 KOREA WAVE】韓国・京畿道(キョンギド)に住むシングルマザーが子ども連れで4時間かけて訪れたテーマパークで、制限時刻に6分間に合わず入場を断られたというエピソードがJTBCの番組「事件班長」で取り上げられた。
女性は小学5年生の子どもを1人で育てており、普段は育児に追われて旅行は難しい。今回、それを何とかやりくりして地方の有名テーマパークに出掛けることにした。ところが、到着が夜遅くになってしまった上、駐車場探しに時間がかかった。さらに長い距離を歩いて午後10時36分、ようやくチケット売り場に着いた。
事前に調べ、深夜0時まで開園していると思っていた。しかし、最終入場は午後10時半。わずか6分遅れで入場を断られた。女性は「子どもにどうしても見せたくて京畿道から来た」と訴えたが、スタッフは「規則なのでダメです」とにべもなく、消灯して帰ってしまった。
子どもは泣き出し、都合で翌日再訪することも無理な状況。女性は「チケット売り場を見ただけで帰ることになった。ルールは分かるが、あまりに冷たく感じた」と振り返った。
評論家のチェ・ヒョンジン氏は「同情するが、現場スタッフには背景が分からない。規則に従っただけなので、むしろ遅れた側に非がある」とコメント。心理学者のパク・サンヒ教授も「子どものことを思うと胸が痛む。ただ、職員を責めることはできない」と話した。
SNS上では「もう少し柔軟に対応できなかったのか」「規則は守るべきだが、6分くらいは見逃しても……」といった声もあった。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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