金建希前大統領夫人が拘置所へ収監:初日の食事と詳細手続き

韓国政治史において前例のない出来事として、ユン・ソギョル大統領の妻である金建希(キム・ゴニ)氏が逮捕され、拘置所に収容されました。韓国で初めて前大統領夫人として収監された彼女の初日の動向、特に拘置所での食事内容に注目が集まっています。

韓国の金建希前大統領夫人。ソウル南部拘置所に収監された初日の様子が注目されています。韓国の金建希前大統領夫人。ソウル南部拘置所に収監された初日の様子が注目されています。

金建希氏の収監と容疑内容

法曹界が明らかにした情報によると、金建希氏は8月13日未明、ソウル市九老区にあるソウル南部拘置所の女性専用独房に収容されました。彼女は、特定犯罪加重処罰法上の斡旋収財、資本市場法違反、および政治資金法違反の容疑で特別検察チームにより逮捕されました。これらの容疑が彼女の収監の主な理由となっています。

拘置所での「初日の食事」とその栄養価

金建希氏がソウル南部拘置所で初めて受け取った食事の献立が公開され、関心を呼んでいます。収容された13日の朝食には、食パン、いちごジャム、牛乳、フランクフルトソーセージ、野菜サラダが提供されました。また、昼食には豚肉入りキムチチゲ、夕食には冷たいキュウリのスープが出されました。これら一日分の献立を合わせた総摂取カロリーは約1510kcalであり、成人の一日推奨摂取量である2000kcalの約75%に相当します。拘置所における一人あたりの一日副食費は4567ウォン、一食あたりの単価は1522ウォンとされています。

逮捕状発付から収容までの経緯

金建希氏の収容は、8月12日午後11時59分にソウル中央地裁が逮捕状を発付したことに先立ちます。特別検察チームが請求した逮捕状は、9時間30分にわたる厳正な審査の末に発付が決定されました。これにより、拘置所で結果を待っていた金建希氏は直ちに「未決拘禁者」としての身分に転換されました。その後、身体検査、収容服への着替え、マグショット(顔写真)撮影などの標準的な収容手続きを経て、女性用の独房へと移送されました。

今回の金建希氏の収監は、韓国の政治と社会に大きな波紋を広げており、今後の司法の展開が注目されています。

参考文献