【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は16日、ウクライナでの停戦を求めるのではなく、和平合意を追求すべきだと述べた。これまでの停戦を求める姿勢を撤回し、和平協定へと舵を切る大きな方針転換となる。
トランプ氏は15日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と米アラスカ州のアンカレジで会談したが、ウクライナ侵攻に関する具体的な言及はなかった。
会談後、トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「ロシアとウクライナの恐ろしい戦争を終わらせる最善の方法は、和平合意に直接進むことであり、単なる停戦合意ではない」と述べた。
即時の敵対行為の停止は、トランプ氏とウクライナを含む欧州指導者たちの主要な要求であった。
トランプ氏は18日、米首都ワシントンでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談する。
米ロ首脳会談後、ロシアの首都モスクワに到着したプーチン氏は、会談が「タイムリーでとても有益だった」と述べ、「会話は非常に率直で実質的であり、私の見解では、必要な決定に近づけるものだった」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News