[上海 18日 ロイター] – スイスの時計大手スウォッチ・グループは、アジア人男性モデルが目尻を引き上げて「つり目」のポーズを取っている画像を使用した広告を取り下げ、謝罪した。
この画像を巡ってはアジア人の目に対する人種差別的な嘲笑を模倣しているようだとして、中国のインターネット上で非難の声が広がった。
スウォッチは16日にソーシャルメディアプラットフォーム「微博(ウェイボー)」の公式アカウントに中国語と英語で謝罪文を投稿。「最近の懸念に留意」し、全世界で関連資料を全て削除したと述べた。
「不快な思いや誤解を招いたことを心から謝罪する」とした。インスタグラムにも同様の謝罪文を掲載した。
スウォッチはロイターの取材に対し、コメントしなかった。
同社は収益面で中国への依存度が高く、同国からの需要低迷で昨年の売上高は14.6%減少した。