料理研究家のリュウジ氏が2025年8月21日、自身のソーシャルメディア「X」(旧Twitter)にて「ライフハック」と称する持論を公開し、インターネット上で大きな注目を集めています。彼の率直な発言は、SNSにおけるコミュニケーションのあり方について新たな議論を巻き起こしています。
「やられたらやり返す」論の真意とSNSへの警告
リュウジ氏は自身の投稿で、「これはライフハックなのですが、【やられたらやり返す】方がいいです」と提唱しました。この発言の真意として、「やり返さないと相手は『あ、こいつやり返してこないな』と調子に乗り、更にエスカレートします。人は残酷なもんです」と述べ、時には戦うことの重要性を強調しています。
さらに、リュウジ氏は「殴っていいのは殴られる覚悟がある人間だけです。安全な場所などない、必ず自分に返って来ます。現実社会もSNSも同じです」と続け、自身の行動には責任が伴うという強いメッセージを発信しました。これは、匿名性の高いSNS空間においても、他者への攻撃は必ず自身に跳ね返ってくるという警鐘と捉えられます。
Xに投稿された料理研究家リュウジ氏の画像、政府備蓄米レビューで注目
物議を醸した過去の「料理動画」とSNSでの挑戦
リュウジ氏はこれまでにも、SNS上でたびたび物議を醸す「料理動画」を公開し、その度ごとに注目を集めてきました。2025年6月には、政府が放出した備蓄米に関して「政府備蓄米、古古米手に入れました。めちゃくちゃ荒れそうですが忖度無しでレビューします」と宣言し、スタッフらと共に実食レビュー動画を公開。その客観的な評価が話題となりました。
また、同年7月には「味噌汁を沸騰させるか否か」という長年の料理論争に自ら切り込み、検証動画を公開して賛否両論を巻き起こしています。
さらに2月には、東洋水産の和風カップ麺「赤いきつね」のウェブCMアニメーションの内容に対する一部批判を受け、自らパロディ動画を制作。アニメCMのキャラクターに扮し、自身が「赤いきつね」を食べる実写動画を公開しました。このパロディ動画には「面白い」という声があった一方で、「面白くない」「女子の『嫌』を面白がってるダサい男子」といった厳しい意見も寄せられました。当時の批判に対し、リュウジ氏は「矛先が僕になるなら、僕はそれでかまいません」「もし納得いかないっていう方がありましたら、僕にぶつけてください。その代わり、素晴らしい制作物だったり、クリエイターさんですとか、気持ち悪いと思わない方への誹謗中傷などはしないでいただきたいなっていう風に思います」と訴え、自身の信念と他者への配慮を示しました。
結論
料理研究家リュウジ氏の「やられたらやり返す」という持論は、SNSにおける個人の発言の影響力と、それに対する社会の反応を改めて浮き彫りにしました。彼の過去の活動や、批判に臆することなく自身の見解を発信し続ける姿勢は、デジタル時代のコミュニケーションにおいて、意見の表明と責任のバランスについて考えさせるものです。