秋篠宮家の次女、佳子さまが8月23日に大阪・関西万博(2025年開催)を初めて視察された。連日の猛暑が続く会場では、佳子さまを一目見ようと、訪問予定のパビリオン周辺に大勢の人々が押し寄せ、その人気の高さが改めて浮き彫りとなった。
日本館周辺に集まる熱烈な歓迎:しかし…
佳子さまが最初に訪れたのは「日本館」だった。記者が午前10時半頃に日本館前に到着した時点で、すでにパビリオンの周囲には二重、三重の人垣ができ、大屋根リングの下にまで長い行列が伸びていた。「佳子さま待ち」の群衆は1000人を超える規模に見えた。
午前11時20分頃、大阪市の横山英幸市長が日本館前に姿を見せると、集まった人々からは「佳子さま、もうすぐだぞ」という期待のざわめきが起こった。しかし、そのわずか5分後、警備員が「佳子さまはこちらには来られません!」と大声でアナウンスすると、群衆からは「えええ~」という失望の声が上がり、「なんでやねん」「待っとるのにどうなってるねん」といった落胆の声が漏れた。佳子さまは裏口から出入りされたようだ。
佳子さまが大阪・関西万博の日本館を訪問され、大勢の人々がその姿を一目見ようと集まっている様子
愛子さまの視察時との比較と厳重な警備の背景
今年5月には、天皇・皇后両陛下の長女、愛子さまが万博を2日間にわたって視察され、その際には何度か来場者の前に姿を見せ、SNSにも多数の写真や動画が投稿された。そのため、「愛子さまのときは良い写真がたくさん撮れたのに、佳子さまのときはサービスが悪いな。警察のせいじゃないか」と不満を漏らす来場者も複数見受けられた。
今回の厳戒警備を担当したのは、地元の大阪府警である。府警幹部によると、万博でウクライナのナショナルデーが開催された8月5日、同国の外相やオレナ・ゼレンシカ大統領夫人が来場した際にも厳戒態勢が敷かれたが、今回の佳子さまの訪問は、その時以来の厳重な警備態勢だという。府警幹部は、「ゼレンスキー大統領夫人が来場した際は、最後まで『大統領本人が急に来られても対応できるように』と言われていた。今回、皇室の中でもファンが多く人気がある佳子さまなので、別格の警備態勢を取っている」と説明し、その異例の警備体制の理由を語った。
まとめ
佳子さまの大阪・関西万博初訪問は、多くの国民がその姿を一目見ようと会場に詰めかけるほどの熱い期待を集めた。しかし、厳重な警備体制により、一般の来場者が佳子さまを間近で拝見する機会は限られた。これは、皇室における佳子さまの絶大な人気と、それを守るための警備上の配慮が背景にあることを示している。万博という国際的な大舞台における皇室の方々の存在感と、それに対する国民の関心の高さが改めて浮き彫りになった一日であった。
参考文献
- Yahoo!ニュース (2025年8月26日). 万博会場を訪れた佳子さま. https://news.yahoo.co.jp/articles/41366367508e8bbc26f1034024e122aec39595ef