紹介相手に「逃げられた」女性の告白:写真と実物のギャップが招いた韓国での珍事

韓国で、知人の紹介を通じてカフェで初対面を迎えるはずだった男女の間に、予期せぬ珍事が起きました。男性が相手の女性の姿を見るやいなや、その場から逃げ出してしまったというのです。当初、男性の無礼な態度に批判が集中しましたが、後になって女性が送付した写真と実物の間に大きな隔たりがあったことが判明。この一件は、写真と実物の差が引き起こす現代の紹介での初対面における恋愛トラブルの一例として、韓国のオンラインコミュニティで大きな話題を呼んでいます。

初対面で逃げられた女性の憤り

投稿された体験談によると、女性は約束のカフェで先に席に着き、男性を待っていました。数分後、男性が店に入ってきて女性と目が合った瞬間、男性は携帯電話で緊急の電話がかかってきたふりを始めました。「会社に急用ができた」と言い残し、そのまま立ち去ってしまったのです。その後、男性からは「申し訳ない」とのメッセージが届きましたが、それきり連絡は途絶えました。この無礼な態度に女性は「人を馬鹿にするにもほどがある」と憤慨。当初、ネットユーザーたちも男性の行為を「失礼極まりない」と強く非難していました。

カフェでの初対面で戸惑う男女の関係性を示唆するイメージカフェでの初対面で戸惑う男女の関係性を示唆するイメージ

明かされた真実:10キロ減量前の写真

しかし、事態は思わぬ方向へ進展します。女性が後になって「実は昨年の写真を送っていた」と衝撃の告白をしたのです。運動を止めたことで、現在の体型変化があり、写真の当時よりも10キロ体重が増えていたことを認めました。まさに、写真と実物のギャップがこの騒動の根源だったことが明らかになったのです。この告白は、マッチングアプリなどでプロフィール写真の誠実さが問われる現代において、多くの示唆を与えることとなりました。

男性からの釈明とネットの反応

紹介者を通じて、男性からも当時の状況について釈明がありました。男性は「急用は本当だったが、写真と実物の差に戸惑い、逃げるような行動を取ってしまった」と説明。「自分の無礼な態度は事実であり、深く反省している」と女性に謝罪メッセージを送ったといいます。女性は男性の「丁寧な謝罪」に返す言葉がなく、「次からは気をつけてください」と返信したと伝えられています。

この顛末に対し、ネットの意見は大きく変化。「どっちもどっち(どちらも悪い)」という声が圧倒的に多く寄せられ、人間関係の教訓として、誠実さの重要性が再認識されました。

まとめ

今回の韓国での恋愛トラブルは、初対面における写真と実物の差が引き起こした誤解と、それに伴う無礼な行動、そして両者の反省という、現代社会における人間関係の複雑さを浮き彫りにしました。特に、デジタルツールを通じた出会いが主流となる中で、誠実さがいかに重要であるかを改めて考えさせられる出来事と言えるでしょう。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News