TBS日曜劇場枠の秋ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』が、初回から2桁視聴率を維持し、好調な滑り出しを見せています。競馬という特殊な世界を舞台に、競走馬に人生を捧げる裏方スタッフと夢を追いかける馬主の絆を描く本作は、その熱い人間ドラマがSNSやネットニュースで大きな話題です。単なるドラマファンだけでなく、リアルな競馬ファンをも巻き込み、大きな盛り上がりを見せる本作の魅力を深く掘り下げます。
2桁視聴率を維持!『ザ・ロイヤルファミリー』の快進撃
安定した人気を誇るTBS日曜劇場の新作『ザ・ロイヤルファミリー』は、初回世帯平均視聴率11.7%を記録。第2話10.4%、第3話10.3%と、連続して2桁をキープする快挙を達成しました。これは豊作と言われる秋ドラマの中でも最高の出足であり、その注目の高さを示しています。
本作は、競馬の華々しい勝負の裏側で奮闘する人々の姿、そして競走馬との絆を深く描きます。単なるスポーツドラマに留まらず、ビジネスの世界での葛藤や夢を追いかける情熱といった普遍的なテーマが、幅広い層の視聴者に響いています。劇中では、JRA(日本中央競馬会)のG1レース「有馬記念」制覇という目標が掲げられ、リアルな競馬シーズンともリンクすることで、ドラマファンのみならず競馬ファンからも熱い視線を集めています。年末に向け、さらなる競馬ブームを巻き起こす可能性を秘めた作品です。
日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』のキービジュアル。主人公・栗須栄治(妻夫木聡)と馬主・耕造(佐藤浩市)が競走馬と共に立つ。
壮大な20年の物語:原作と主要キャストが織りなすドラマ
この感動的な物語は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した作家、早見和真氏による同名小説が原作です。早見氏が描く競馬の世界は、単なる勝敗を超え、ひたむきに夢を追い続ける大人たちの情熱を映し出します。家族や仲間たちとの深い絆が奇跡を生み出す、人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリーが、視聴者の心をつかんで離しません。
主人公は、大手税理士法人に勤務する税理士・栗須栄治(妻夫木聡)。第1話で、顧客企業「ロイヤルヒューマン社」の競馬事業部撤廃のための実態調査を依頼されます。競馬の世界の現実を目の当たりにし、衝撃を受けた栗須は、豪快な馬主・耕造(佐藤浩市)との出会いを機に、会社の役割を捨て自らの信念に従って行動。会社を去り、耕造の専任秘書として競馬の世界へと深く足を踏み入れることになります。
奇跡のチーム結成まで:各話で深まる人間関係と新たな出会い
第2話では、年内に中央競馬で1勝することが事業存続の条件として課せられた耕造と栗須が、卓越した才能を持つ変わり者の調教師・広中(安藤政信)と出会います。広中の型破りな手法に反発していた耕造も、栗須の説得でそれを受け入れ、劇的な勝利へと繋がりました。これを機に、馬主と調教師、そして秘書という異色のチームが本格的に始動します。
さらに第3話では、前話で未勝利戦を制した競走馬と、耕造所有のもう一頭の馬が怪我に見舞われ、チームは新たな競走馬の獲得を余儀なくされます。セリ市でライバル馬主に敗れた耕造ですが、栗須の繋がりが、セリを介さない直接取引にこだわる生産牧場へと導き、そこで未来への大きな希望となる競走馬と運命的なめぐり逢いを果たします。SNSでは、第4話でついに登場する「目黒蓮」がどのような役どころで物語に絡むのか、その動向にも大きな期待が寄せられており、今後の展開から目が離せません。
結論
『ザ・ロイヤルファミリー』は、単なる競馬ドラマの枠を超え、夢を追いかける情熱、人々の絆、そして命の尊さを描く壮大な人間ドラマとして、多くの視聴者を魅了しています。リアリティと感動的なストーリー展開は、毎週日曜日の夜に家族や友人と語り合うきっかけを提供し、幅広い層から熱い支持を得ています。高視聴率を維持し続けるその勢いは、年末の有馬記念に向けてさらに加速することでしょう。今後の展開、そして「奇跡のチーム」が夢のG1制覇を達成できるのか、日本中がその行方に注目しています。
参考文献
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7601f8806049dfcd10d96afd2ce8f0f61321c4c





