NHK、日米首脳会談中継で異例のトラブル発生:国歌演奏中に映像乱れる

2025年10月28日、高市早苗首相と来日したアメリカのトランプ大統領との日米首脳会談のセレモニー中、NHKの中継映像が乱れる異例の事態が発生し、インターネット上で大きな物議を醸している。

厳粛な外交の舞台で何が?

トランプ大統領は27日に来日し天皇陛下と面会、翌28日には東京・迎賓館で高市早苗首相との初の首脳会談に臨んだ。その厳粛なセレモニーで、両首脳が並び米国国歌が流れる際、NHKの中継映像が数分間にわたって乱れるトラブルに見舞われた。「大統領の顔にぼかしが入ったように不鮮明になったり、一時的にカラーバーのような画面に切り替わったりする異常事態でした」と全国紙政治部記者は語る。重要な外交場面でのこの放送事故に対し、SNS上ではNHKの放送体制への批判が殺到した。

NHK本社の外観。日米首脳会談での中継トラブル後、公共放送としての責任が問われている。NHK本社の外観。日米首脳会談での中継トラブル後、公共放送としての責任が問われている。

国民の不信感を募らせるNHKの「放送事故」

米国国歌演奏中の映像トラブルに対し、SNSでは「国賓を招いての国歌演奏中に映像が乱れるなんて信じられん」「わざとじゃなくただの中継トラブルならレベル低すぎてNHKに受信料払う気しない」といった厳しい意見が相次いだ。さらに、「このまえのダッチアングルといい、本当いい加減にして」という指摘も散見され、今回のトラブルがNHKが過去に引き起こした別の問題と重ねて批判を増幅させる形となった。

公共放送としての重責と今後の課題

今回の放送事故の約1週間前、NHKは夜のニュース番組で高市内閣発足を報じる際に、画面を斜めに傾ける「ダッチアングル」という技法を使用し、視聴者に不安や否定的イメージを与えたと批判を受けていた。NHKは「不安感や否定的イメージを抱かせる意図はない」「さまざまなニュースで使用している手法」と釈明したが、批判は収まらなかった。相次ぐトラブル、特に国の威信に関わる日米首脳会談の中継で技術的な不備が露呈したことは、国民の不信感を一層募らせている。NHKは公共放送として、信頼できる情報を公平・中立の立場から報じる責務がある。技術的なトラブルであったとしても、重要な国歌演奏中に映像を乱した責任は重い。「みなさまのNHK」には、今後も厳しい目が向けられ続けるだろう。

Source: https://news.yahoo.co.jp/articles/e44542a1b4f38f732c8c9c5a4b34cc49401cd854