スーパー戦隊シリーズの記念すべき50周年作品である『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(テレビ朝日系)は、”戦隊ブラック”ことゴジュウユニコーン/一河角乃役を務めていた女優、今森茉耶(19)の緊急降板という事態に見舞われ、対応に追われています。特に、今森がメインを務める予定だった第38話は“お蔵入り危機”が囁かれる中、SNSでは同回の予告映像が流出し、そこに映っていた意外な芸人に対して同情の声が寄せられる事態となっています。
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』とは?複雑な物語背景
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は、自身の願いを叶えるために巨神テガソードと「指輪の契約」を交わした戦士たちの物語です。ゴジュウジャーのメンバーは仲間であると同時に、指輪を巡って争奪戦を繰り広げるライバルでもあります。彼らの他にも多くのゲスト俳優が「ユニバース戦士」(※過去作の戦隊レッドに似た見た目)に変身するという、異色の設定が特徴です。
文春報道から続く疑惑:不倫と二股報道の経緯
今森茉耶の降板が発表される以前にも、彼女を巡る報道がありました。9月11日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、同戦隊のレッド・ゴジュウウルフ役のスーツアクターである浅井宏輔(41)との「戦隊内不倫疑惑」が報じられました。さらに18日発売号では続報として、今森がプロサッカー選手の道脇豊選手(19)とも交際している「二股疑惑」が報じられたのです。今森の所属事務所は道脇選手との交際と二股については強く否定しましたが、浅井との不倫疑惑については「事実確認を行っている」としていました。これらの報道後も、今森は出演シーンのカットなどはなく、継続して番組に出演していました。
未成年飲酒発覚とマネジメント契約解除
しかし、事態は急展開を迎えます。11月9日に放送される予定だった第37話の放送前日である11月8日、当時まだ19歳だった今森の未成年飲酒が発覚しました。これを受けて、テレビ朝日の番組公式サイトでは今森の降板を、そして所属事務所はマネジメント契約の解除、事実上の解雇を発表しました。11月9日に実際に放送された第37話では、今森はクレジットされず、出演シーンは完全にカットされました。変身後のゴジュウユニコーンは登場したものの、その声は声優の前川綾香が担当することとなりました。
番組放送後、通常であればすぐに次回予告が公開され、TVerなどで見逃し配信も行われますが、この騒動の影響で、見逃し配信は1日遅れの10日午後から開始。次回予告は現在も公開されていない状況が続いています。
スーパー戦隊シリーズ『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に出演していた女優、今森茉耶。
第38話「お蔵入り」の危機:今森茉耶メイン回を巡る混乱
降板発表前、複数のテレビ誌では、11月16日に放送予定だった『ゴジュウジャー』第38話が、今森が演じる角乃のメイン回であることが予告されていました。スポーツ紙記者によると、「あらすじの時点でカットは困難だと見られる内容のため、“お蔵入り”を心配する声も多い」とのことです。
そんな混乱の中、11月10日朝、テレビ朝日のCS放送『チャンネル1』で『ゴジュウジャー』第38話の予告が流れてしまうというアクシデントが発生しました。同チャンネルでは平日朝に過去の戦隊シリーズの再放送を行っており、その中で第38話の予告が誤って流出してしまったのです。これがSNSで拡散されたことで、ファンの間で「これはやはり放送できないのでは」という懸念が改めて広がっています。
第38話のタイトルは『最後の依頼!?輝くオーラはハイクラス』。今森演じる一河角乃は自称「ハイクラス&ラグジュアリー名探偵」で、探偵業を辞めようとしていた矢先に新たな依頼が舞い込んでくるという内容でした。流出した予告映像では、角乃がゴジュウジャーの仲間たちと共に、何らかのパーティーに正装で潜入する姿が紹介されていました。
予告映像に「まさかの芸人」コウメ太夫が登場、同情の声も
この流出した予告映像には、何かに驚いて叫んでいるような表情の、パーティーに参加している中年男性の顔がアップで映っていました。多くのファンがこの男性を、お笑い芸人のコウメ太夫さん(53)ではないかとざわついています。コウメ太夫さんは白塗りメイクの「チクショー!」ネタで有名ですが、すっぴんで俳優業もこなしており、現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にも登場し話題になったばかりです。今回の予期せぬ騒動に巻き込まれる形となったコウメ太夫さんに対し、SNSでは「まさかのコウメ太夫さん」「とばっちりで気の毒」といった同情の声が多数寄せられています。
今森茉耶の一連の報道と緊急降板は、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の制作陣に大きな影響を与えています。特に第38話の放送が危ぶまれる中、番組の今後の行方や、関わった多くのキャスト・スタッフへの影響が懸念されます。





