「何を言っているのだ」ネット冷笑 おこめ券騒動の鈴木農水大臣“コメ価格維持の考えナシ”に批判殺到


9日、衆議院予算委員会での補正予算の質疑の中で、そう発言したのは高市早苗首相(64)。会場からは思わず笑いが起きるほど、“おこめ券”のイメージが定着している鈴木憲和農水大臣(43)だが、立憲民主党の山岡達丸衆議院議員(46)から「やはり非常にご執心であられるように見える」「特定の業界とのつながりを優先しているととらえられても仕方ない」と、おこめ券をめぐる問題点の追及を受けた。

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批判が相次ぐ“おこめ券”。ある全国紙社会部記者は「一部報道では“経費率12%”とも言われるコスト面の課題があり、コメ価格高騰対策ではなくJAへの利益誘導に繋がる可能性がある」と問題点を指摘する。

「鈴木大臣は同日の閣議後記者会見でも記者からおこめ券について質問を受け、“私がJAグループに何か利益誘導するということは全くありません”と再度利権絡みの疑惑を否定。“おこめ券が高止まりするコメ価格を維持することになるのでは”という記者の指摘にも、“コメの値段に影響を与えたいということは一切ない”とキッパリ述べました」(前出・全国紙社会部記者)

しかし、鈴木大臣の“コメ価格を維持する狙いがない”という発言を報じたネットニュースには数千件以上のコメントがつき、その多くが異論を唱えるものとなっている。

《コメ券は米価を高止まりで固定させてしまう懸念があちこちから上がっている。これで「その意図がない」と言えるのは逆を言えば物価高対策を何も考えていない、そのための政治手腕が無いと告白しているも同じ。》
《この人は何を言っているのだろう。米の価格が高いから一般市民は買い控えている→お米券を配布し高値でも買いやすくする→利益を貪っている業者だけが得をするという構図は誰でもわかる。なぜお米の価格を下げようと考えないのか。》
《国民に不可欠な主食のコメについて一般の日用雑貨のように需要と供給で価格は決まるもので価格をコントロールしないという手放し政策。コメが高い時はお米券、多分安くなったら補助金政策で税金の使い放題。こんなやる気のない大臣で良いのか。》
(すべて原文ママ)

「鈴木大臣は5日の会見で“転売対策としておこめ券に使用期限を設ける方針”だと明かし、理屈が通らないうえにコメ価格維持につながりかねないとの意見が噴出しました。肝入りの物価高対策だったおこめ券ですが、発案当初から疑問の声が上がっており、今回も案の定、批判殺到となってしまいました。もはや“何を言っても炎上”状態ですね……」(前出・全国紙社会部記者)

批判の“高止まり”が、収束する日は来るのだろうかーー。



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